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パッカーズとQBロジャースが正式契約に調印、この先3年間で178億円

2022年03月16日(水) 05:51


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャース【AP Photo/Aaron Gash】

アーロン・ロジャースの新契約が完了した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロは現地15日(火)、情報筋の話として、パッカーズとロジャースが新たな契約延長に正式調印したと報道。

先週、パッカーズへの帰還を決断したロジャースは新たに4年間の契約延長を締結すると同時に、年俸ベースではNFL史上最高額を受け取るプレーヤーとなる。

1週間をかけてパッカーズ側と正確な内容を協議した結果、ロジャースは契約の開始から3年間は年平均5,000万ドル(約59億1,600万円)を得るという。ラポポートによると、今回の契約はキャップ面の目的で終盤に2つの仮項目が含まれており、その時点で見直しが可能とのこと。

サラリーキャップの金額が4,666万4,000ドル(約55億2,100万円)という中で、ロジャースは2022年に2,647万ドル(約31億3,200万円)の基本給を得る予定だったが、新契約ではキャップの値を下げつつ、今季の年俸が上げられている。

ペリセロはパッカーズのクオーターバック(QB)としてロジャースが2022年に4,200万ドル(約49億7,000万円)を受け取り、2023年に5,951万5,000ドル(約70億4,100万円)、2024年は4,930万ドル(約58億3,300万円)、3年間で1億5,081万5,000ドル(約178億4,375万円)に上ると伝えた。

3年後に、ロジャースが41歳で引退するか、パッカーズが再び契約の見直しを検討する可能性があるということだ。

今回の新契約によって2022年のロジャースのキャップヒットは2,850万ドル(約33億7,200万円)に削減され、予定よりも1,800万ドル(約21億3,000万円)ほど下がったことで、パッカーズはスーパーボウル出場権を争えるよう、その動きを活発化させるためのキャップスペースを手に入れている。

MVP受賞の活躍を見せたロジャースに見合った昇給を与えつつ、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区王者のロースターにいる大半の選手を維持するためには、ロジャースにかかる予定だった高額のキャップヒットに対応することが唯一の方法だった。キャップが大幅に増加すると予想される中、パッカーズはこの先に控える請求書を心配することになるだろう。

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