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タイタンズが1シーズンでWRフリオ・ジョーンズをリリース

2022年03月17日(木) 09:34

テネシー・タイタンズのフリオ・ジョーンズ【Kevin Terrell via AP】

ワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズはテネシーではうまくいかなかったようだ。

新リーグイヤーが正式に始まった現地16日(水)、タイタンズがスターWRをわずか1シーズンでカットすると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じている。

第一報を伝えたのは『ESPN』だった。

昨年6月、タイタンズは2つのドラフト指名権と引き換えに33歳のジョーンズをトレードしていた。7度のプロボウラーであるジョーンズとA.J.ブラウンの組み合わせがパスゲームでチャンスを切り開くと期待してのことだ。しかし、負傷によってジョーンズは10試合の出場にとどまり、フィールドに出ているときにも大半は活躍していなかった。

2021年にジョーンズが残したターゲット48回中キャッチ31回、434ヤード、タッチダウン1回という数字はキャリア最低にあたる。レギュラーシーズンで60レシービングヤードを越えたのは1試合のみだった。タイタンズがシンシナティ・ベンガルズに敗れたポストシーズンの試合ではキャッチ6回、62ヤードとなっている。

6月1日以降のカットをジョーンズに指定したことで、タイタンズは2022年の報酬とサラリーキャップスペースで951万3,000ドルを節約できる。今回の動きによってキャップヒットは2年に分配され、2023年に840万ドルのデッドキャップが生じる。

ジョーンズがオールプロのレベルに戻れるか、それとも、あちこちでビッグゲームを見せながらも負傷が頻発するベテランになるのかがジョーンズに関心を持つチームにとっての問題だ。

この動きによって、タイタンズのレシーバールームに穴が開いた。浅いデプスチャートにはブラウンとニック・ウェストブルックがいる。タイタンズは上位のドラフト指名権――おそらく全体26位――を使って、若き武器を加えることも可能だ。

「短い間に、俺にたくさんのことを教えてくれた。あんたと一緒に歩めたことを感謝している。あんたがいたから、俺はこのゲームを始めたんだ。HOFレシーバー、それがあんたであり、俺が目指しているもの。ありがとう。俺はここからやっていくぜ! サルーテ!」

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