ブラウンズが2シーズンを送ったTEオースティン・フーパーをリリース
2022年03月17日(木) 11:41クリーブランド・ブラウンズの有名選手がまた一人、他の地へと旅立つ。
ブラウンズが現地16日(水)にタイトエンド(TE)オースティン・フーパーをリリースする見込みだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じた。
クリーブランドでのフーパーの成績を注視していた者にとっては、今回の離脱も驚きではない。また、フーパーのリリースによってもたらされるサラリーキャップ上の恩恵もある。フーパーは2022年にブラウンズのキャップスペースで4番目に高い1,325万ドル(約15億7,401万円)を占めるはずだったが、6月1日以降のリリースを指定することでブラウンズは950万ドル(約11億2,839万円)を節約可能だ。これらの論理がフーパーのリリースにつながったと見られる。
フーパーの成績だけを見ても、ブラウンズがその種の対価を払うだけのものとは言えなかった。アトランタでの最終年(2019年)にタイトエンドでトップクラスの支払いを受けるにふさわしい働きをしたフーパーは、キャッチ75回、787ヤード、タッチダウン6回をマークしている。ブラウンズのナンバー1タイトエンドとしてのフーパーは、クリーブランドでの2年間に合わせてキャッチ84回、780ヤード、タッチダウン7回を記録。2021年は元1巡目指名選手のデイビッド・ジョクがフーパーの上を行き、キャッチ36回、475ヤード、タッチダウン4回をマークしてブラウンズ内のパスキャッチで3番手につけている。
それはブラウンズが25歳のジョクをフリーエージェントで離脱させないと考えるのに十分な働きだった。ブラウンズは今月、ジョクにフランチャイズタグを指定し、フーパーに別れを告げることを決断している。
フーパーがブラウンズに加わることを決めた理由の一つは、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドとプレーしたいと望んだことだった。1年目にそれはうまく機能し、ブラウンズはポストシーズンに進出して1994年シーズン以来のプレーオフでの勝利を挙げている。しかし、ブラウンズは大きなロースター変更の中にあり、すでにワイドレシーバー(WR)ジャービス・ランドリーやセンター(C)JC・トレッターに別れを告げ、メイフィールドにそうする日も遠くないかもしれない。
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