ラスベガス・レイダースがエッジラッシャーのカール・ナッシブを放出すると『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが現地16日（水）に伝えた。

ナッシブはラスベガスで2年を過ごし、ローテーションのエッジラッシャーとしてサック4回、タックル49回、インターセプト1回をマークしている。

28歳のナッシブは昨オフシーズンに、現役のNFL選手として初めて、同性愛者であることを公表した。

レイダースは6月1日以降のリリースをナッシブに指定し、2022年のサラリーキャップを2年に分散させることによって800万ドル（約9億4,897万円）を削減する見込みだ。ナッシブのリリースはレイダースが水曜日にフロントセブンに対して実行した複数の動きの中の最初の一つだった。同じ日にはレイダースがトップパスラッシャーのチャンドラー・ジョーンズと契約し、ヤニック・エンガーコエをインディアナポリス・コルツにトレードすることが明らかになっている。

ナッシブはどのチームとも契約することが可能になっている。

2016年ドラフトの3巡目でクリーブランド・ブラウンズから指名されたナッシブは、ブラウンズで2年、タンパベイ・バッカニアーズで2年を過ごした後、ラスベガスにやってきた。これまで6シーズンでサック22回を記録している。

ナッシブは堅実なローテーションラッシャーであり続けているが、775万ドル（約9億1,932万円）のベースサラリーは守備スナップ242回しかプレーせず、昨シーズンはサック1.5回しか記録していない選手に対する報酬としては高すぎた。

NFLでは常にエッジラッシャー層の厚さが求められることから、ナッシブが今季の職を探すにあたって問題はない。ただ、700万ドル（約8億3,032万円）クラスの報酬は見込めないだけだ。

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