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元49ersのRBモスタートがマクダニエルHCと再タッグ、ドルフィンズと契約へ

2022年03月17日(木) 14:45

サンフランシスコ・49ersのラヒーム・モスタート【AP Photo/Jed Jacobsohn】

バックフィールドの強化を長く必要としていたマイアミ・ドルフィンズが、チームにやってきた新人ヘッドコーチ(HC)に縁のあるランニングバック(RB)と契約する。

ドルフィンズが元サンフランシスコ・49ersのRBラヒーム・モスタートと1年312万5,000ドル(約3億7,117万円)の契約を交わすと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。

ドルフィンズの新HCであるマイク・マクダニエルは2019年のサンフランシスコ・49ers時代にモスタートと多くの時間を共にしてきた。当時、時に輝きを放つ選手だったモスタートだが、ケガに悩まされてもいた。

グレッグ・ローゼンタールが選ぶ2022年NFLフリーエージェントのトップ101で94位につけ、サウスビーチに向かう見込みのモスタートは、2021年は膝の負傷によって1試合にしか出場しておらず、その前年に登場した試合は8試合だった。

しかしながら、29歳のモスタートは以前にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦で1人のラッシャーが残した中でも最高の部類に入るパフォーマンスを発揮したことがあり、49ersが第54回スーパーボウルへ突き進む中でグリーンベイ・パッカーズを倒した際に、220ヤード、タッチダウン4回をマークしている。

同じく水曜日には、ドルフィンズが元ラスベガス・レイダースのフルバック(FB)アレク・インゴールドと最大750万ドル(約8億9,083万円)の2年契約を結ぶとNFLネットワークのトム・ペリセロが伝えた。ロッカールームで最高のチームメイトとして知られるインゴールドには、マクダニエルの攻撃陣で重要な役割を果たすことが期待される。

49ersは常にコミッティーアプローチをとっており、マクダニエルHC率いるドルフィンズはチェイス・エドモンズ、マイルス・ガスキン、サルボン・アーマッドらのいるバックフィールドにモスタートを加えることで同じことをしようとしている。チームの弱点だったバックフィールドだが、逆に言えば強みに変えられる可能性もあるということだ。

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