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カウボーイズがOLラエル・コリンズを放出、ベンガルズが注目か

2022年03月18日(金) 11:58

ダラス・カウボーイズのラエル・コリンズ【AP Photo/Mark Tenally】

ダラス・カウボーイズはサラリーキャップの再編により、右サイドの先発タックルとの別れを余儀なくされた。

カウボーイズが現地3月17日(木)にオフェンシブタックル(OT)ラエル・コリンズを放出すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが報じた。チームはその後、このロースター変更を発表している。

今回のコリンズの放出は明らかにコスト削減を意図したものであり、6月1日以降の放出を指定することでカウボーイズは1,000万ドル(11億8,690万円)を節約できる。今回の放出に加えて、クリーブランド・ブラウンズにワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーとその2,000万ドル(23億7,379万円)のサラリーキャップをトレードし、新しいキャップスペースをディフェンシブエンド(DE)デマーカス・ローレンスとの契約延長、WRマイケル・ガラップとの再契約に使用することで、カウボーイズの財政状態はさらに向上する。

コリンズの放出は、少なくとも1週間前から予想されていた。ラポポートは10日(木)、出場時は活躍を果たしてきたタックルであるコリンズが、チームと活発なトレードの交渉を行っていたと報じた。過去2シーズン、コリンズは苦境に立たされており、2020年はケガで全試合欠場、2021年は5試合の出場停止処分を受けている。

コリンズは2015年にドラフト外入団でキャリアをスタートさせたカウボーイズで、優れたランブロッカー、堅実なパスプロテクターとして活躍してきた。コリンズはカウボーイズのタックルの極めて重要なデュオの片割れだが、ここ2年の出場機会の減少とコリンズの放出による財政的な余裕は、カウボーイズが今回の判断を行うのに十分だった。

28歳のコリンズは安定して活躍するオフェンシブラインマンが不足しているNFLにおいて他チームの関心を引き付けるだろう。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)王者のベンガルズは特にコリンズに注目しているチームの一つであり、ラポポートとNFLネットワークのマイク・ガラフォロはコリンズが近々シンシナティを訪れると報じている。

【AK】