ニュース

パンサーズがWRムーアと3年74億円の契約延長に合意

2022年03月19日(土) 09:13


カロライナ・パンサーズのD.J.ムーア【AP Photo/David Berding】

カロライナ・パンサーズが今後4年間、ワイドレシーバー(WR)D.J.ムーアを確保することになった。

3年の契約延長に合意したことでムーアは2025年シーズンまで契約下にあるとチームが発表している。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、新たな契約は契約金が6,190万ドル(約73億7,928万円)で保証額が4,160万ドル(約49億5,926万円)に相当するという。

ムーアは新人契約の最終年にあたる5年目に1,111万6,000ドル(約13億2,517万円)を保証されることになっていた。パンサーズはそれよりもずっと長くチームに在籍してもらえるようにしている。

ムーアは4年間で総額7,300万ドル(約87億0,255万円)を稼ぐ予定だ。

1年あたりに支払われる契約金2,062万8,000ドル(約24億5,913万円)は今オフシーズンのフリーエージェント(FA)の中で今のところ最高額であり、年平均額ではNFLで3番目に多い額となる。これより高額を受け取るのは、アリゾナ・カーディナルスのWRディアンドレ・ホプキンスとラスベガス・レイダースと新契約を結んだWRデイバント・アダムスの2人だ。

2018年ドラフト全体24位指名を受けてパンサーズに入団してから、パスオフェンスの要として活躍してきたムーア。4シーズンを通してキャッチ301回、4,313ヤード、タッチダウン14回を記録してきた。そして、3シーズン連続で1,000ヤード以上を達成している。

スクリメージラインから離れて目的を達成する能力や、ヤードアフターキャッチ(YAC)を獲得する能力により、ムーアはあらゆる攻撃でチームの武器となる。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、エアヤードでNFL9位に位置しており、ターゲット数が100以上のレシーバーの中ではヤードアフターキャッチで11位につけているという。

大局的に見ると過小評価されているとはいえ、パンサーズファンや組織はムーアがいかにオフェンスに不可欠な存在であるかをよく理解している。ムーアは今や、トップクラスの報酬を得る選手となった。

【RA】