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レイダースに行くWRアダムス、「いくら感謝しても足りない」とパッカーズに別れ

2022年03月20日(日) 17:36


グリーンベイ・パッカーズのデイバント・アダムス【AP Photo/Aaron Gash】

ラスベガス・レイダースにトレードされたデイバント・アダムスは生まれ故郷のチームでプレーすることになった。公式な発表の前に、オールプロ選出のワイドレシーバー(WR)はこれまで彼にとってNFLで唯一のホームだった場所への感謝と別れの言葉を告げた。

「パッカーズへ、誰も見つけてくれなかったものを俺の中に見いだしてくれたことにはいくら感謝しても足りないくらいだ」と現地19日(土)にアダムスは『Instagram(インスタグラム)』に投稿した。「2014年にかかってきたあの1本の電話は俺にとって何より思い出深い瞬間の1つだし、俺はあのとき自分に誓ったんだ。力の限りできることを全部やって、俺に賭けてくれたあんたらにお返しをするってね。俺たちは共に多くを達成し、苦しいときでさえチームはいつも俺を支え、揺らぐことのない信頼を見せてくれた。この感謝は永遠に忘れないぜ」

アダムスは、彼のために1巡目と2巡目指名権をグリーンベイ・パッカーズに譲渡し、5年1億4,125万ドル(168億3,884万円)の契約に同意したラスベガスへと旅立っていく。これで彼はNFL史上最高額を稼ぐレシーバーとなる。

過去8シーズンで彼はパッカーズの歴史に記録を残す選手として地位を確立した。レシーブ数(669回)とタッチダウン(73回)では歴代2位、レシーブヤード(8,121ヤード)では4位に入っている。しかし、昨年の契約交渉をめぐって生じた不満が、フランチャイズからのより有利なオファーを彼に断らせることになったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは伝えている。アダムスはソーシャルメディアへの投稿でそうしたことには触れず、代わりにチームメイトたち、グリーンベイの町とファンへの感謝をつづった。

とはいえ、シルバーとブラックを着てプレーすることは北カリフォルニアで育ち、フレズノ州立大学に通ったアダムスにとっては生涯の夢だった。彼がグリーンベイに戻ることはないものの、この10年間、アーロン・ロジャース以外で最も多く組んだことがあるクオーターバック(QB)デレック・カーとの再会がアダムスを待っている。

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