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RBペニーが最大7億7,000万円の1年契約でシーホークスと合意

2022年03月21日(月) 09:59


シアトル・シーホークスのラシャード・ペニー【AP Photo/Stephen Brashear】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地20日(日)に情報筋の話を元に伝えたところによると、ランニングバック(RB)ラシャード・ペニーがシアトル・シーホークスと1年契約に合意してチームに戻ることになったという。

26歳のペニーはこの契約で575万ドル(約6億8,575万円)を稼ぐ予定であり、最大650万ドル(約7億7,520万円)になる可能性があるとラポポートがつけ加えた。

『NFL.com』のグレッグ・ローゼンタールが選ぶ2022年フリーエージェント(FA)トップ101のリスト上に残っていたペニーは、2018年ドラフト1巡目で自分を指名してくれたチームに戻るために、他チームでより多額の報酬を得るのを断ったとラポポートが伝えている。

2021年シーズン後半になるまで、価値に見合った活躍ができていなかったペニー。最初の3シーズンはケガやポジションのデプスの兼ね合いで十分には出場しておらず、2018年から2020年にかけてはタッチ178回で981ヤードしか記録していない。

ところが、2021年にクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンと先発WRクリス・カーソンがケガを抱えている間にペニーは進化した。シーズン最後の5週間で100以上のランヤードを4回記録しただけではなく、キャリー92回で671ヤード、タッチダウン6回をマーク。それまで100ランヤード以上を記録したのはキャリアを通して2回だった。

シーズン終了時にはキャリー(119回)、ランヤード(749)、タッチダウン(6回)でキャリアハイを更新しており、キャリー平均は6.3ヤードとリーグトップクラスの成績を残している。

サンディエゴ州立大学出身のペニーにとって、これ以上のタイミングはなかっただろう。フリーエージェントになるとき、ペニーは最後にかろうじて残した好成績を見てもらうしかなかった。しかし、シーホークスがドラフトで指名するときに見抜いていたペニーのポテンシャルが発揮されたシーズン最後の5試合のおかげで、市場でペニーを求める声は多くなっていた。

ウィルソンが退団して誰が次のクオーターバックになるのかという疑問が残る中、2022年にシーホークスが成功するためには、契約最終年を迎えるカーソンと共にペニーがバックフィールドに安定感をもたらす存在にならなければならないだろう。

【RA】