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【2016年第2週】接戦を制したジェッツが今シーズン初勝利

2016年09月16日(金) 13:30


フィールド・ゴールを蹴るニューヨーク・ジェッツのニック・フォーク【AP Photo/Bill Wippert】

現地15日(木)、開幕戦で共に黒星を喫したバッファロー・ビルズとニューヨーク・ジェッツが第2週のサーズデーナイトゲームで対戦した。試合は両チームが点を奪い合うハイスコアゲームとなり、37対31でジェッツが敵地で今シーズン初勝利を収めている。

ジェッツは試合最初のドライブでフィールドゴールを決めて先制。対するビルズは第1クオーター中盤に、クオーターバック(QB)タイロッド・テイラーが、2012年オリンピックに幅跳びで出場した経歴を持つ瞬速ワイドレシーバー(WR)マーキス・グッドウィンへ84ヤードパスを通してタッチダウン。逆転に成功する。

第2クオーターには長年シカゴ・ベアーズで活躍してきたランニングバック(RB)マット・フォルテがジェッツ移籍後初のタッチダウンを決めてジェッツがリードを奪う。その後のドライブでも、QBライアン・フィッツパトリックが正確なパス能力を存分に発揮し、WRブランドン・マーシャル、WRエリック・デッカーを中心にビルズ守備陣を攻め立てた。最後はフィッツパトリックがデッカーに5ヤードタッチダウンパスを通して77ヤードドライブを締めくくり、ジェッツが20対10とリードしたまま前半を折り返した。

一方、ビルズも第3クオーターに入ると息を吹き返し、テイラーがWRグレッグ・サラスへ71ヤードタッチダウンパスをつなげて点差を縮めると、直後のデフェンスでもジェッツのWRジャリン・マーシャルからファンブルを誘発。こぼれ球をピックアップしたデフェンシブバック(DB)ニッケル・ロビーがそのまま36ヤードファンブルリカバータッチダウンを決め、短時間で再びジェッツを上回った。

しかし、ビルズ守備陣は逆転後、フォルテにこの日2度目のタッチダウンランを許してリードを手放してしまう。フォルテの勢いは止まることなく、第4クオーターには3度目のタッチダウンランを記録し、試合を決定づけた。

試合終了前にさらなるタッチダウンでスコアを6点差(37対31)まで縮めたビルズだったが、直後のオンサイドキックには失敗し、そのまま試合を終えている。

ジェッツQBフィッツパトリックはパス34回中24回、374ヤード、1タッチダウンと素晴らしい活躍を見せて勝利に貢献。また、WRクインシー・エヌンワはレシーブ6回92ヤード、エースレシーバーのマーシャルもレシーブ6回101ヤードと大健闘している。ベテランRBフォルテも30キャリー、100ヤード、3タッチダウンと最高のパフォーマンスを発揮した。WRデッカーもレシーブ6回、126ヤード、1タッチダウンと奮闘した。

ビルズQBテイラーはパス30回中18回、297ヤード、3タッチダウン1インターセプトを記録したものの、デフェンス陣がジェッツの攻撃を止めることができず、惜敗を喫する形となった。