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ブラウンズQBワトソンの性的不品行について2つ目の大陪審も不起訴の判断

2022年03月25日(金) 09:26


ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン【AP Photo/Justin Rex】

クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンはマッサージセラピーのセッション中に性的不品行を働いたとして訴えられていたが、刑事告訴の証拠を検討していたテキサス州ブラゾリア郡の大陪審が現地24日(木)にワトソンの起訴を断念した。

ブラゾリア郡地方検事のトム・セレックは木曜日に声明で次のように述べている。「ブラゾリア郡保安官事務所とヒューストン警察が作成した報告書に記された事実と証拠を慎重かつ徹底的に検討し、目撃者の証言も聞いた結果、ブラゾリア郡の大陪審はデショーン・ワトソンをいかなる罪でも起訴しないことを決定した。したがって、本件はこれで終了となる」

今月、大陪審がワトソンを不起訴としたのはこれで2回目だ。テキサス州ハリス郡の大陪審は3月11日に性的不品行の疑惑について、ワトソンを起訴するのに十分な証拠がないと判断している。

先週にヒューストン・テキサンズからブラウンズにトレードされたワトソンは、22件の民事訴訟にも直面しているところだ。26歳のワトソンは現在もNFLの調査を受けており、リーグの個人行動規範に基づく懲罰を受ける可能性がある。

NFLのスポークスパーソンは木曜日に声明で「個人行動規範の調査対象になっている件に関して、われわれは引き続き、すべての動向を注視していく」とした。

ワトソンは自分に向けられた疑惑を否定している。彼の弁護士は以前、マッサージセッション中に“いくらかの性的行為”は発生したものの、ワトソンは決して誰にも強制していないと主張していた。

ワトソンは木曜日にオハイオ州ベリアにあるブラウンズの施設に到着し、身体検査を行ったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが報じている。

ブラウンズは日曜日にワトソンの獲得を発表したところだ。

ブラウンズのオーナーであるディー・ハスラムとジミー・ハスラムは発表に際して出した声明で「デショーン・ワトソンとのトレードの機会をめぐり、その調査に多くの時間を費やした。この決断について、非常に個人的な感情が表明されたことを痛感し、また共感している。われわれのチームは、彼の現在の状況の繊細さ、複雑さを受けて、包括的な評価プロセスを最も重要視していた」とコメントしている。

【RA】