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タイタンズへのトレードは「キャリアにとって有益」と元ラムズWRウッズ

2022年03月25日(金) 11:42


ロサンゼルス・ラムズのロバート・ウッズ【AP Photo/Kyusung Gong】

ロサンゼルス・ラムズがフリーエージェント(FA)でワイドレシーバー(WR)のアレン・ロビンソンと契約した瞬間、WRロバート・ウッズのロサンゼルスでの活躍に終止符が打たれた。ウッズは今週に、チームが次の行き先を選ぶのに手を貸してくれたおかげでテネシー・タイタンズへの移籍が決まったことを明かしている。

ウッズは現地23日(水)に「トレード先を決めるのに俺の意見も聞いてくれると言われたんだ」と『ESPN』に述べた。「俺はいろいろと調べて、前にいた選手とも話した。バッファロー・ビルズにいた時に攻撃コーディネーター(OC)のトッド・ダウニングとWRコーチのロブ・ムーアと一緒だったし、ランニングバック(RB)のデリック・ヘンリーやクオーターバック(QB)のライアン・タネヒル、WRのA.J.ブラウンはNFL屈指の選手たちだ。年間最優秀コーチに選ばれたヘッドコーチ(HC)のマイク・ブラベルもいて、このチームに加わることは自分のキャリアにとって有益だと感じた」

タイタンズは2023年ドラフトの6巡目指名権と引き換えに、ACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)の断裂からの復帰を目指すウッズを獲得した。

昨シーズンに結果を残せなかったWRフリオ・ジョーンズをカットしたタイタンズは新たなワイドアウトを必要としていた。“ボビー・トリーズ”のあだ名で親しまれているウッズは、タイタンズのオフェンスが自分のタフな精神力に合っていて、チームはブラウンと並んでもう一人プレーメイカーを必要としていると判断した。

ウッズはタイタンズ加入についてこう話す。「俺は強いオフェンスと素晴らしいチームに加わることになる。ライアン・タネヒルやA.J.ブラウンをはじめとする選手たちと一緒にプレーして、勝ち進むことを楽しみにしている。バックフィールドの選手層は厚いし、パスゲームでボールを進めるには優秀なランニングバックが欠かせない。だから、デリック・ヘンリーがいることで俺やパスゲームが活きることになる。特にタネヒルがいて、トッド・ダウニングがプレーをコールするなら、かなり期待できるチームになるだろう」

ウッズはNFLで最も過小評価されているレシーバーの一人と言える。彼はブロッカーとしての泥臭い仕事もいとわないため、タイタンズのオフェンスと完璧にかみ合うだろう。それだけでなく、ウッズは簡単に走るルートを見つけることができ、爆発的なプレーメイカーとしての能力も持っている。期待通りの場所にいてプレーを見逃さないウッズは、どのチームにいた時もQBのお気に入りのターゲットだった。

29歳のウッズがタイタンズに移籍するにあたって最大の不安要素は、昨年11月にシーズン終了となるACL断裂を負っていることだ。ウッズは少なくともチーム合同練習(OTA)とミニキャンプを逃すことになるが、トレーニングキャンプには間に合う見込みとなっている。具体的な回復スケジュールを示していないウッズは、この春はタネヒルとフィールド上で練習できない代わりに、新しいQBとはフィールド外でしっかりと関係を築いていくと言う。

ウッズは「メンタル面での関係を築くつもりだ。ミーティングでは念入りに話し合って、共通認識を持てるようにクオーターバックの視点からの彼の要望を聞いたり、レシーバーの視点からの俺の考えを伝えたりする。彼が何を考えているか手に取るように分かるまでプレーブックを一緒に読み込むんだ。そうすれば実際にフィールドに立った時にはすぐにオープンになってボールをキャッチできるだろう」と語った。

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