クオーターバック（QB）トレバー・シーミアンはシカゴ・ベアーズとラスベガス・レイダースを訪問していたが、シカゴに向かおうとしている。

シーミアンがベアーズと2年契約に合意したと、彼の代理人が現地24日（木）夜に発表した。

ニューオーリンズ・セインツで4試合に先発出場したシーズンを経て、シーミアンは2021年ドラフト1巡目指名選手であるQBジャスティン・フィールズのバックアップになろうとしている。シーミアンは最近、レイダースやベアーズを訪問していたが、NFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）に残って新人ヘッドコーチ（HC）マット・エバーフラスの下でプレーする予定だ。

ベアーズがフィールズを中心に構築していこうと考えている一方で、シーミアンの加入によってQBニック・フォールズの将来が問題視されている。現行契約があと1シーズン残っているフォールズはキャップナンバーが1,066万ドル（約12億9,821万円）で、デッドキャップが766万ドル（約9億3,286万円）になる。フォールズは過去2シーズンでベアーズに所属し、2020年はQBミッチェル・トゥルビスキーと先発の機会を分け合っていたが、昨年はデプスチャートでフィールズとアンディー・ダルトンの後に位置し、わずか1試合しか出番がなかった。

2015年ドラフト7巡目でデンバー・ブロンコスから指名されたシーミアンは、これまでに何度か移籍を経験している。キャリアを通して29回先発出場しており、必要に応じてしっかりとスポット的な先発を務められるシーミアンは、フィールズが学ぶべき経験を提供するはずだ。

【RA】