FAのQBキャパニック、NFL関係者も集うミシガン大学のスプリングゲームで投球へ
2022年04月02日(土) 09:44NFLへの復帰を望むコリン・キャパニックが、今週末もミシガン州アナーバーでアピールしようとしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートがトランザクションワイヤを元に伝えたところによると、フリーエージェント(FA)のクオーターバック(QB)キャパニックが現地2日(土)にミシガン・スタジアムで行われるミシガン大学のスプリングゲームのハーフタイムで投球エキシビションを行う予定だという。
ドラフト候補の選手たちがキャパニックからパスを受けることになっており、NFLのチーム関係者はその様子を見ることができるとペリセロはつけ加えている。
キャパニックは最後にプレーした2016年シーズンに、国歌斉唱時にひざまずいて社会的不公正や警察の横暴に平和的に抗議した。その翌年のオフシーズンには契約のない状態となり、その後はリーグでの採用に向けて堅実に活動を続けている。
NFLが2020年夏にキャパニックの復帰を歓迎するが、契約するかどうかは各クラブに委ねると表明したことで、キャパニックは再び関心を持たれるようになった。現時点で契約を結んだチームはないとはいえ、土曜日はフリーエージェントの追加選手として注目を集めるのに役立つ可能性がある。
NFLを離れて過ごしている間にキャパニックが公開ワークアウトを行うのは土曜日が初めてではない。2019年にはアトランタで興味のあるチームのオーディションを受け、8つのNFLチームの代表者がセッションを見守る中でNFLのベテランにパスを投げた。ワークアウト後に契約は成立しなかったものの、興味のあるクラブに向けてプレーする準備が整っていることをアピールした。
ネバダ大学から2011年ドラフト2巡目指名を受けてNFLキャリアをスタートさせたキャパニックは、これまでに69試合に出場している。2012年シーズンにはサンフランシスコ・49ersの先発QBとして活躍し、チームをスーパーボウル出場に導いたが、試合終了間際にボルティモア・レイブンズに敗れた。当時の49ersは現在、ミシガン大学のヘッドコーチ(HC)を務めているジム・ハーボーが指揮を執っていた。
キャパニックはこれまでに投げた1,692回のパスのうち59.8%を成功させており、72回のタッチダウンと30回のインターセプトを記録している。6年間のキャリアで12,000ヤード以上を投げたものの、それから5年以上、どのチームにも所属していない。
【RA】