クオーターバック（QB）トム・ブレイディの復帰により、また1人の選手がタンパベイ・バッカニアーズに戻ってくる。

バッカニアーズがランニングバック（RB）ジオバニ・バーナードと1年契約に合意したと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが現地1日（金）に情報筋の話を元に伝えた。

フリーエージェント（FA）のバーナードには複数のオファーがあったが、ブレイディを側で支える存在としてバッカニアーズに戻ることを選択している。

シンシナティ・ベンガルズで8シーズンを過ごしたバーナードは、2021年にバッカニアーズと契約。ケガが原因で出場したのは12試合で、キャッチ23回、123ヤード、タッチダウン3回をマークした。キャリーは8回で58ヤードという記録にとどまっている。

バーナードが復帰することで、ブレイディにとって信頼できるランニングバックがまた1人増えた。2021年シーズンは好調ではなかったかもしれないが、バーナードは第3ダウンにおける優秀なパスキャッチャーだ。また、ブリッツに対抗できる、素晴らしいパスラッシュのブロッカーであるという点は、ブレイディにとって重要だろう。

トップ3のランニングバックがオープンマーケットに向かったバッカニアーズは、おそらくポジションの完全な見直しを視野に入れつつ、オフシーズンを迎えていた。しかし、RBレナード・フォーネットがチームに戻り、バーナードと契約を結んだことで、バッカニアーズは再出発しようとしている。

契約が1年しかないということを考えると、バッカニアーズはバーナードが復帰しても今月末のドラフトで、捕らえにくく、キャッチ能力に優れたランニングバックの獲得を目指すだろう。

【RA】