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スペシャルチームでのWRスレイターの重要性をQBブレイディ、LBテイラーと並べて語ったペイトリオッツHCベリチック

2022年04月05日(火) 12:00


ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチック【AP Photo/Elise Amendola】

ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックと言えば、報道陣を前にして拒絶の言葉をつぶやくだけの不機嫌な人物だと思われがちだ。しかし、適切な話題になると、この伝説的なフットボールコーチは美辞麗句を連ねてあふれんばかりの称賛を送る。

ベリチックHCは以前から、自分が尊敬する相手には称賛の言葉を惜しまないことで知られてきた。それらはすべて、選手のことを詳細に分析しているからこその行動だと言えよう。

そんなベリチックHCがある比較で注目を集めた。先週にフロリダで開催されたNFLの年次総会の場で、スペシャルチームの大黒柱であるワイドレシーバー(WR)マシュー・スレイターとの再契約について語った際、ベリチックHCはそのような発言をした。

『ESPN』によると、ベリチックHCは「間違いなくマット・スレイターは、オフェンスで言う(クオーターバック/QBのトム)ブレイディ、ディフェンスで言う(元ラインバッカー/LBのローレンス)テイラーのように、キッキングゲームで上位に数えられるだろう。だから、どんな選手に対しても指導する機会に恵まれたのはものすごく幸運だったと思っているが、この3人は特別だと言える」と述べたという。

スレイターはベリチックHC率いるペイトリオッツで15年目のシーズンを迎えるところだ。スペシャルチームのエースはペイトリオッツ在籍中にプロボウルに10回、オールプロのファーストチームに2回選出されている。ほとんどボールに触れないにもかかわらず、その名を知られるようになったスペシャルチームの数少ないスター選手だ。

ベリチックHCがスレイターについてブレイディやテイラーと同じ文脈で語ったことは、フットボールで見落とされがちな3つ目の側面に対する尊敬の念が強調されている。ブレイディはG.O.A.T.と呼ばれ、テイラーは史上最も優れた守備選手として広く知られてきた。スレイターのスペシャルチームでの活躍は、特にベリチックHCの華やかな称賛によって、殿堂入りへの道を開くかもしれない。

【RA】