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元RBで長年にわたりアシスタントコーチを務めたゲイリー・ブラウンが逝去、享年52

2022年04月11日(月) 14:40


ダラス・カウボーイズのゲイリー・ブラウン【James D. Smith via AP】

元NFLランニングバック(RB)で長年アシスタントコーチを務めてきたゲイリー・ブラウンが現地10日(日)にペンシルベニア州ウィリアムズポートで亡くなったとダラス・カウボーイズが発表した。52歳だった。

チームによると、ブラウンは2019年からホスピスケアを受けており、“重大な健康問題”を抱えていたという。

カウボーイズのオーナーであるジェリー・ジョーンズは声明で次のように述べた。「ゲイリー・ブラウンは寛容な心、素敵な笑顔、そして素晴らしい人格を持っていた。彼のエネルギーとスピリットは周りにも影響を与えている。すべてのルームを明るくし、周りの人たちの人生にとてもポジティブな形で影響を与えた。彼を知る人は皆、彼を愛していた。指導を受けた選手や一緒に指導していたコーチにとって、とても大切な存在だった。家族やフットボール、そして人生に対する愛情は、毎日伝わってきた。彼は戦い続け、決してあきらめなかった。私の家族もダラス・カウボーイズの家族も心を痛めている。われわれの愛とサポートは、妻のキムさん、ご息女のマレナさん、ドリアンナさん、ご子息のトレさんとともにある」

コーチになる前、NFLで8年間ランニングバックとして活躍してきたブラウンは、2チーム(1993年にヒューストン・オイラーズ/現テネシー・タイタンズ、1998年にニューヨーク・ジャイアンツ)でシーズン中に1,000ヤードを達成している。

1991年ドラフト8巡目指名を受けたペンシルベニア州立大学出身のブラウンは、最初の4年間をオイラーズで過ごした後、サンディエゴ・チャージャーズ(現ロサンゼルス・チャージャーズ)で1年間を過ごし、ニューヨーク・ジャイアンツでキャリアを終えた。

1991年から1999年まで99試合に出場し、4,300ランヤード、631レシーブヤード、タッチダウン24回を記録している。

RBコーチとしてのキャリアは2009年にクリーブランド・ブラウンズで始まった。2013年に当時ヘッドコーチ(HC)を務めていたジェイソン・ギャレットのスタッフとしてカウボーイズに加わったブラウンは2019年シーズンまで在籍。カウボーイズでの任期中に3回NFLラッシングチャンピオン――デマルコ・マレー(2014年)、エゼキエル・エリオット(2016年、2018年)――を輩出している。

ブラウンは2021年シーズンにウィスコンシン大学でRBコーチを務めていた。

【RA】