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「欠場しなくてはいけない年があるとすれば、ちょうどいい1年を逃した」とジャガーズRBイーティーエン

2022年04月13日(水) 18:24


ジャクソンビル・ジャガーズのトラビス・イーティーエン【AP Photo/Derick Hingle】

昨年の今頃、トラビス・イーティーエンはNFLでのキャリアをスタートさせる寸前だった。

イーティーエンはプレシーズンに手術を必要とするリスフラン関節のケガをし、ジャクソンビル・ジャガーズでの1年目を開始する前にシーズンを終えており、現在も1年前と状況は変わっていない。

シーズンを欠場することは決して笑うことではないが、イーティーエンは、アーバン・マイヤーが解任され、3勝14敗で終わったシーズンを欠場したことは彼にとって最悪の事態ではではなかったと現地12日(火)に認めている。

「結果だけを見たとき、“もし1年欠場しなければいけないシーズンがあったとしたら、俺はちょうどいい1年を欠場したな”と思ったよ」と、イーティーエンは『ESPN』のマイケル・ディロッコを通して話した。

イーティーエンのケガによる離脱は、ジャガーズにとって災難なシーズンの起点のひとつとなった。

ジャガーズのロースターがすべてにおいて見劣りしていた中で、ルーキーシーズンで活躍を見せたジェームズ・ロビンソンのいるランニングバック(RB)のポジションではそうではなかった。そのため、2021年ドラフト全体25位でクレムゾン大学出身のイーティーエンが指名されたことは、多くの人にとって驚きだった。それにもかかわらず、マイヤーはイーティーエンを多才な役割で使うことを楽しみにしていると述べ、ワイドに並べる可能性を示唆していた。

イーティーエンはプレシーズンで負傷し、まだNFLのレギュラーシーズンをプレーしていないため、その役割での出場は実現しなかった。

ジャガーズはシーズンを0勝5敗でスタートし、その後8連敗を喫したため、イーティーエンが逃したものは混沌としたシーズンであった。これらのすべての敗北の合間にはマイヤーによる多くの災難も引き起こされており、彼は12月に解雇されることになる。

イーティーエンを指名したのはマイヤーだが、回復が順調であれば彼は最初のレギュラーシーズンのスナップをダグ・ペダーソンヘッドコーチ(HC)のもとで取ることになる。

イーティーエンの足の回復状態は、2月には約80から85%であったが、火曜日にイーティーエン本人が、今は約85から90%に改善していると話した。

回復への道のりにおいて、現時点ではイーティーエンはそれほどケガの影響を感じていないようだ。

「先日、母と足のケガについて話していたんだ。足にネジが入っているって知らなかったら、わからないよってね。この感覚は、俺がどのように変化し、どのように回復しているかを示しているような気がするんだ」イーティーエンは『ESPN』を通じてそう話した。

「ネジは入っているよ。取り外すつもりさ。別になにかの邪魔になっているわけでもないし、ほとんどの人が言うようにずっとそのままにしておいてもいいんだけどね。でも、40歳になっても足にネジが刺さったままというのは、本当に嫌なんだ」

イーティーエンはジャガーズのオフシーズン自主トレーニングでフィールド上にいたが、ウェイトルームワークのいくつかを制限されているという。イーティーエンは“ほとんどの”トレーニングに復帰しており、トレーニングキャンプまでにはすべてのトレーニングが許可されるだろうと信じている。

そしてその回復のステップがすべて終わった後、イーティーエンは遅れてしまった第一印象となるショットを披露するだろう。

イーティーエンは『ESPN』を通して「ランニングバックコーチから、俺が攻撃の中でどう使われるかは少しだけ聞いているよ。でも、コーチが俺にボールを持たせようと計画していると、俺は確信している。ボールを手にした俺は特別な選手だと思うんだ」とコメントした。

【AK】