QBウィルソンがいるだけで「活気が違う」とブロンコスWRサットン
2022年04月13日(水) 23:42ワイドレシーバー(WR)のコートランド・サットンは3シーズン遅れでやってきたため、デンバー・ブロンコスのペイトン・マニング時代を知らない。代わりに彼は回転扉のようなクオーターバック(QB)の変遷を見てきた。ケイス・キーナムからジョー・フラッコ、ドリュー・ロックにテディ・ブリッジウォーター、そして多数の補欠からのパスをサットンはキャッチしてきた。
このオフシーズンにブロンコスはラッセル・ウィルソンの大型トレードを実行に移して大地を揺るがしたが、サットンは早くもクラブ周辺の空気が変わったのを実感している。
「みんな感じているよ」と彼は現地12日(火)にチーム公式サイトに語った。「活気がとにかく違うんだ。ペイトンがここに来たときやいた頃に俺はいなかったけど、ペイトンがいた当時を知るみんなから聞いた話では、この活気やエネルギーはその頃とよく似ているらしい。山の頂上に立ったことがあって、スーパーボウルの優勝経験を持ち、ポジションの最高レベルがどんなものなのかを知っていて、チームをスーパーボウルに導いたことのある人がいるときの雰囲気だ」
新たなスターQBが加わったことで、過去数年にわたってプレーオフを狙えるロースターを持ちながらもQBによって沈んでいたチームへの期待はいやが上にも高まっている。
「建物にいるみんなが、期待、基準が最高潮になっているのを理解している。料理人から器材担当、ビデオ担当――全員が今までとは違うレベル、違う基準でやらなければならないのを理解しているんだ」とサットンは付け加えた。「それはラス、(ナサニエル)ハケットコーチ、それと新しいコーチ陣がいるからだ。彼らがその活気、新しいエネルギーを施設内に生み出している。みんなそれに触発されて、新しい基準を理解しているんだと思う」
ラスべガスで開かれる2022年NFLドラフトを前に、ブロンコスは特に攻撃面においてオールラウンドなロースターを有している。サットン、ジェリー・ジューディ、ティム・パトリック、K.J.ハムラーのレシーバーカルテットは多様性と才能に富んでいる。バックフィールドを固めるのはランニングバック(RB)ジャボンテ・ウィリアムズだ。オフェンシブラインは頼りになり、非常に優れたポテンシャルを持っている。フリーセーフティ(FS)ジャスティン・シモンズとコーナーバック(CB)パトリック・サーテイン二世が率いる守備のセカンダリーは堅固だ。パスラッシュにはディフェンシブエンド(DE)ランディ・グレゴリーと過小評価されているディフェンシブタックル(DT)のD.J.ジョーンズが加わった。
ウィルソンの加入によって、ブロンコスは過酷なAFC西地区で再び戦えるようになる最重要ピースをついに手に入れたと考えられている。しかし、サットンはチャンピオンシップが3月や4月に決まるわけではないことを認識している。
「ロースターに多くの名前があるからって、俺たちに何かが与えられるわけじゃない」と彼は言う。「最終的に俺たちが目指す場所にいられるように、日々、出ていって仕事ができるようにするのは自分たちの責任だ」
「全員が山の頂上に立ち、ロンバルディ・トロフィーを掲げてワールドチャンピオンになりたいと思っている」
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