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ファルコンズがQBをドラフトするならできる限りの助言をするとQBマリオタ

2022年04月19日(火) 14:45


マーカス・マリオタ【AP Photo/David Zalubowski】

もう一度先発クオーターバック(QB)を務める機会、そして、もう一度アーサー・スミスの下でプレーする機会が、マーカス・マリオタをアトランタ・ファルコンズとの契約に動かした。

しかしながら、2チームで7シーズンを過ごしたマリオタは現実的な姿勢を保っており、自分が加わったのは流動的な状態にあるチームであって、ドラフトでクオーターバックを獲得する可能性も十分にあることを承知している。

来る2022年NFLドラフトでそれが起こるとすれば、マリオタはどのような役割やデプスチャート上のスロットにも対応する準備ができているという。

ファルコンズのウェブサイトによれば、マリオタは『NFL Network(NFLネットワーク)』のスティーブ・ワイチに「俺じゃないとしても、OKだ」と語ったとのことだ。

「こういう状況は前にもあった。“自分にコントロールできるものをコントロールしろ”って考え方だ。俺にエゴはない。俺は人の話に耳を傾けることができる。チームは彼らがやることをやるだろう。彼らが誰かをドラフトするなら、俺は自分にできる限りのアドバイスをするし、できる限りの知識を提供する。そうでないなら、俺の準備は万端さ」

2015年NFLドラフトの全体2位で指名されたマリオタはテネシー・タイタンズで4年と少しの間、先発QBを務めてきた。2019年シーズンの始まりから苦戦したマリオタはライアン・タネヒルと交代させられ、後にラスベガス・レイダースと契約。そこで2年を過ごした。

そのマリオタは今、2年契約でファルコンズに加わっている。先発QBの座を獲得するには競争が生じる見込みであり、仮にそれに勝ったとしても、次のフランチャイズQBが見つかるまでの橋渡し的な存在になるだろう。

アトランタはしばらくの間クオーターバックをドラフトすると見られてきたが、フランチャイズ史上最高のQBであるマット・ライアンの後継計画が導入されることは決してなかった。そのライアンはトレードによってインディアナポリス・コルツに移籍している。マリオタは才能ある選手の少ないロースターに加わっており、チームは全体8位指名権を使ってどのポジションを補強することもあり得る。もちろん、クオーターバックを含むあらゆるポジションでだ。

いずれにせよ、マリオタはファルコンズのロースターにおける自分のスポットを、一つの機会だと捉えている。したがって、4月の最終週に何が起ころうと、それは変わらない。

「保証されているものなんて何もない。これはただの機会。何かを渡されたとは感じていないし、この機会にエキサイトしている」とマリオタは話した。

ファルコンズと契約した際、マリオタは自分にとって最高のスポットを見つけたように見えた。しかし、それが真実かどうかが分かるのは、まだ先のことになる。とは言え、アトランタでのチャンスを追求するにあたり、マリオタは最高のマインドセットを有しているようだ。

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