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QBブレイディと契約延長について話し合っていないとバッカニアーズ

2022年04月20日(水) 10:24


タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Mark LoMoglio】

クオーターバック(QB)トム・ブレイディは引退をやめてタンパベイ・バッカニアーズのリーダーに戻ってきたものの、“キャリアの終わり”にあることを自覚している。

NFL史上最高の成功を収めたクオーターバックの砂時計の上段にどれほどの砂が残っているかはそのうち分かることだが、今のところ、2022年シーズンが終わった後の契約に関してブレイディとバッカニアーズの間で話し合いが行われてはいない。

チームによれば、バッカニアーズのジェネラルマネジャー(GM)であるジェイソン・リヒトは現地19日(火)に「われわれがトムと行った話し合いは、いつ彼が戻ってくるかだけだ。今年のことにワクワクしているし、仕事にとりかかるのが楽しみだ」と述べたという。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロはブレイディが3月13日に23シーズン目を戦うべく戻ってくると発表した際、ブレイディは今もチームとの契約下にあるものの、その内容は“およそ1,040万ドル(約13億4,393万円)の、調整を前提とした年”であり、バッカニアーズが2021年シーズン前に行ったことを繰り返してNFLのトップクオーターバックにふさわしい1年契約を結ぶことで筋が通ると指摘していた。それはまだ実現しておらず、リヒトのコメントを踏まえれば、いつ行われるかはいまだ謎のままだ。

とは言え、ブレイディは2022年シーズンを戦う態勢を整えている。未来が不透明なのはバッカニアーズの他の2人だ。タイトエンド(TE)ロブ・グロンコウスキーはいまだバッカニアーズに戻るか引退するのかを明らかにしておらず、ディフェンシブラインマン(DL)エンダマカン・スーもフリーエージェント(FA)のままとなっている。

2022年NFLドラフトがあと1週間と少しに迫る中、リヒトはこの2人の不確定な要素がバッカニアーズのドラフトプランに影響することを望んではいないだろう。一方で、リヒトはこれらのポジションに補強の必要性があることも把握している。

「それは念頭に置いておかなければならないが、必要性や必要性と目されるものをあまりに高く押し出すことも望んでいない。そういうところからミスは始まる」とリヒトは話した。

ブレイディは2022年にバッカニアーズに戻ってきたが、それ以降についてはまだ分からない。ちょうど、今のスーやグロンコウスキーと同じように。

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