昨シーズンのすべてを逃すも勢いは失われていないとバイキングスTEアーブ・スミス
2022年04月20日(水) 14:48ミネソタ・バイキングスのタイトエンド(TE)アーブ・スミスは2年目のNFLシーズンを迎えるにあたって期待を集めていた。
ところが、2021年のプレシーズンに半月板を断裂したことで、2年目への希望は始まる前から打ち砕かれている。
ケビン・オコンネルが新たにバイキングスのヘッドコーチ(HC)に就任し、今のバイキングスには特に攻撃面で前向きなムードがただよっている。スミスが健康状態を取り戻せば、期待はさらに高まるだろう。
チームのウェブサイトの記者によれば、スミスは現地19日(火)に「いったんフィールドに戻れば、俺は100%だって自信がある。俺たちはそこから組み立てていくつもりだ」と語ったという。
2019年ドラフトの2巡目で指名されたとき、スミスは大きな注目を集めた。第2世代のNFLの才能が、バイキングスのパスゲームの可能性を切り開くと見られたからだ。それから2年、スミスは印象的なプレシーズンを過ごし、TEカイル・ルドルフが去った後のバイキングスでトップオプションになるはずだった。
その展望は変わっていないと言うスミスは、2021年に止まってしまったところから自らの勢いは回復すると主張している。
「今も同じことが頭にある。この人生を通じてめちゃくちゃハードにやってきた。だから、前回のキャンプで築いたものって感じじゃないんだ。最高のキャンプだったし、シーズンを楽しみにしていた。でも、その勢いやすべてのものは、スローダウンしていない」
キャリア最初の2年でルドルフと仕事を共有しつつ、キャッチ66回、676ヤード、タッチダウン7回をマークしたスミス。今はオコンネルHCとウェス・フィリップス攻撃コーディネーター(OC)が指揮し、クオーターバック(QB)カーク・カズンズやランニングバック(RB)ダルヴィン・クック、ワイドレシーバー(WR)のジャスティン・ジェファーソンとアダム・シーレンらがいる攻撃陣に戻ろうとしている。火力が欠けているわけではないバイキングスだが、ケガのないスミスが復帰すればさらなる選択肢が増える。少なくとも、バイキングスには昨シーズンにキャッチ61回と593ヤードをマークしながらもニューヨーク・ジェッツに去ってしまったタイラー・コンクリンの後釜が必要だ。
フィールドから遠ざかっていたことについて、スミスは「何というか、変わったアクシデントだった。試合で俺がいた最初のドライブに起こったことで、そういうふうに感じた」と話している。
「そんなにひどいと思わなかったし、安全に行きたかったから次の日にMRI検査を受けた。そこで、思っていた以上に膝が傷ついていたことが分かった。だから、自分自身にとって最良のことをやらなきゃいけなかったし、治療しなきゃならなかったけれど、手術はうまくいった。回復は本当にうまく進んだから、恵まれてたな」
8月に24歳になるスミスはカムバックの道を進み、昨年の勢いを取り戻すことを狙っている。
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