ケガを乗り越え、かつての調子を取り戻しているとジャイアンツRBバークリー
2022年04月21日(木) 10:39ランニングバック(RB)セイクワン・バークリーは戻ってきた。そして、自分がまだトップRBであることを証明する準備ができている。
ジャイアンツが最初の自主参加のトレーニングキャンプを開始した現地20日(水)に報道陣に対応したバークリーは、落胆の数シーズンを過ごした今、批判してくる人々や自分をドラフトしたチームに対し、今もキャリア初期と同じ貢献ができることを証明する準備はできていると話した。
『SNY』によれば、バークリーは「やってやりたんだ。クレイジーに行くぜ。俺やチームに対するたわごとにはうんざりだ。出て行ってこの組織に、彼らがドラフトした選手はまだここにいるんだって示したい」と語ったという。
2018年のドラフト全体2位でニューヨーク・ジャイアンツから指名されたバークリーはルーキーシーズンから爆発的な活躍を見せ、1,300ラッシングヤード以上を記録し、トータルでは2,000ヤード越えを達成している。初めてのプロボウル選出を果たしたバークリーはオフェンス部門年間最優秀新人賞にも選ばれた。しかし、それ以降はケガによってデビューシーズンのような成績を残せずにいる。2019年には足首を捻挫し、2020年はACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂。昨年は足首に別の負傷を抱えている。2021年はラッシングで593ヤードとタッチダウン2回にとどまり、2018年のブレイクアウトシーズンとは比べものにならなかった。
バークリーは今でもジャイアンツの主要選手の一人だが、ジェネラルマネジャー(GM)のジョー・ショーエンは3月にNFLスカウティングコンバインの場で“何に対してもオープン”と語ることで、チームがバークリーのトレードに前向きだとの推測の引き金となっている。共同オーナーのジョン・マーラは後にチームの立場を説明し、バークリーに関していくつかの問い合わせを受けているものの、チームはトレードに向けて積極的に動いていないと述べた。
そして今見えている兆候からは、しばらくの間はバークリーはニューヨークにとどまる様子だ。バークリーはこれまで以上に身体の調子が整っている感触だと話しており、2022年に違いを生みだす準備はできているという。
「かなり感触が変わっている。すごく良くなった。また俺らしくなった感じだ」とバークリーはコメントした。
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