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ブラウンズ加入に喜ぶWRクーパー、カウボーイズに遺恨なし

2022年04月21日(木) 15:55


ダラス・カウボーイズのアマリ・クーパー【AP Photo/Matt Patterson】

NFLキャリアの中で前にも一度トレードされたことのあるワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーは、このリーグのビジネスというものをよく知っている。

だからこそ、2度目のトレード――ダラス・カウボーイズからクリーブランド・ブラウンズへ――において、クーパーはカウボーイズに対してなんら悪い感情を抱いておらず、フレッシュなスタートを喜んでいるという。

現地20日、クーパーは『USA Today(USAトゥデー)』に「俺が離れることを望んだとは言わないが、同時に、これは決して個人的なことじゃなくて、単なるビジネスだし、このリーグにはこういうビジネスの部分がある」と語った。

「いつだってこういうことは起こる。選手がカットされたり、トレードされたりな」

「30年前からずっとこのリーグにいる選手はいない。誰もがやってきては、どこかの時点で去っていく。とは言っても、俺は新しいチャプターにワクワクしているし、それを受けて入れている。ここでの未来が楽しみだ」

カウボーイズは3月12日にクーパーをブラウンズにトレードすることに同意している。しかし、その前から4度のプロボウラーが移籍するとのうわさはささやかれていた。そのため、トレードが成立したときの衝撃はあまりなかった。

「昔とは違う。オークランド時代にワイドレシーバーを10年プレーしていたコーチのロブ・ムーアがいて、彼もトレードされていた。ソーシャルメディアもなかったから、彼はそのことを知りさえしなかった。だから、皆にインタビューされ、質問を受けて、そうやって彼は知ったんだ」と話すクーパーはこう続けた。

「だけど、もうすぐトレードされるとか、何かそういうときには、いつだって何かが迫ってくる。だから、分かるのさ。そのおかげで、俺は全然驚かなかった」

トレードが驚くべき事態でなかったのはともあれ、クーパーがどこへ行くのかは不明だった。自分がクリーブランドへ行くことは友人から知ったというクーパーは、そのことにとても喜んだという。

「俺の友人がすぐに電話してくれた。俺は目を覚まして、同じようなテキストメッセージがたくさん来ているのを見た。みんなが“お前、ついてるぜ”って感じさ」

「昔のチームメイトたちがな。俺は“何だって?”って感じで、ソーシャルメディアをチェックしたら、そのニュースを見つけた」

「うれしかった。大喜びだったよ」

クーパーはシーディー・ラムやマイケル・ガラップ、セドリック・ウィルソンらを擁する、卓越したダラスのレシーバー陣の一員だった。今や経験豊富で才能あるクーパーが、ブラウンズのWR勢のリーダー的存在であることに疑いの余地はない。クーパーの加入が持つ意味は、見事なオフェンシブライン、2人の優秀なランニングバック(RB)、才能あるクオーターバック(QB)を擁する攻撃陣全体にとっても大きい。

クーパーはレイダースとカウボーイズでプロボウルに選ばれ、1,000ヤード越えのシーズンを送った。同じことをクリーブランドでも成し遂げようと狙うクーパーは、ダラスで過ごした時間に何の遺恨もない。

「新しい環境にやってきたときには、またドラフトされたような感じや、大学時代の夏のワークアウトの初日みたいな気分になる。こういう状況は前にもあった。新しい人たちと知り合うのはクールだし、新しい環境で、自分が行ったことのなかったこの国の別の場所を探索するのは最高さ」とクーパーはコメントした。

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