QBマレーはアリゾナでキャリアを終えないだろうと元カーディナルスCBピーターソンとRBエドモンズ
2022年04月21日(木) 17:35オフシーズンを通じてクオーターバック(QB)カイラー・マレーとアリゾナ・カーディナルスの間のドラマが続く中、元カーディナルスの選手2人が古巣を批判し、マレーの離脱を予測している。
ミネソタ・バイキングスのコーナーバック(CB)パトリック・ピーターソンが出演するポッドキャスト『All Things Covered(オール・シングス・カバード)』に、マイアミ・ドルフィンズのランニングバック(RB)であるチェイス・エドモンズがゲストとして登場。元カーディナルスの2人はマレーがアリゾナでキャリアを終えることはないだろうと話している。
『USA Today(USAトゥデー)』によれば、ピーターソンは「俺はK1(マレー)の傍にいた。彼はコンペティターだ」とコメントしたという。
「アリゾナ・カーディナルスを軽視するわけじゃないが、彼らは毎年毎年、チームを成功できるポジションに置いていないように思う。彼らはフリーエージェンシーでアグレッシブにいき、未来じゃなくて今をもっと良くしてくれる選手を獲得するんじゃなく、ただドラフトでの指名順を待っていたいんだ。カイラー・マレーは何もしないままただそれを待ったりしない」
エドモンズはピーターソンの見方に同意し、勝利への欲求が満たされない点に触れた。
マレーがキャリアを通じてこのフランチャイズにとどまるか問われたエドモンズは「状況とか、選手の移動やトレードの様子からいって、俺はそうは思わない。新しい道だよ。NFLの新時代なんだ」と答えている。
「彼は勝利を求めている。みんなK1についてあれこれ言うだろうが、彼は何よりも勝利を求めているんだ。それは約束するぜ。だから、勝利が実現しないなら、どうなるか分からないね」
2020年に途中まで5勝2敗だったカーディナルスは8勝6敗になった後、ラスト2試合を落としてプレーオフ争いから脱落した。2021年はNFLで唯一のシーズン無敗のチームとして7勝0敗をマークしていたものの、最終的にはレギュラーシーズン最後の5試合中4試合で敗北。プレーオフではロサンゼルス・ラムズに23ポイント差で敗れている。エドモンズはさらにこう語った。
「俺はただ知っているんだ。特に、過去2年、2021年と2020年がどう終わったかを知っているし、K1がどういうタイプのコンペティターかも知っている。彼がどういうウイナーになりたいのかもな。何かが起こりそうだった時があるのも知っている。今のクオーターバックたちが持っている力を見ればそうだろ。彼らには影響力があるから、彼らに支払わなきゃならないんだ。K1は自分が支払いを得るために、自分がやらなきゃいけないことをやる必要があるんだと思う。自分の面倒を見て、家族の面倒を見るためにな」
「そのドラマに関して言えば、みんな確かに見ただろ。過去2年の終わり方。俺たちのスタンダードに達していなかったし、ひたすらフラストレーションが高まるのが見て取れた」
ピーターソンはカーディナルスが勝利を確保できなかった一つの証拠として、守備陣の傑出したメンバーの流出を指摘している。
「アリゾナがうまくやれなかったのが、選手を維持すること。チームを築いていく助けになる、核となるような選手をキープすることだ。たとえばチャンドラー・ジョーンズ。勝利を目指し、スーパーボウルで戦うことを目指すなら、チャンドラー・ジョーンズに出ていかせるなんてあり得ない。どういうふうにカットしたかは構わないんだ。繰り返しそれを見てきた。カライス・キャンベルもそうだし、去ってしまった選手たちがリストになっている。彼らは選手を維持するのに厳しい問題を抱えていて、そのことがチームに対して何かしらの意味を持っている」
マレーのドラマはまだ終わらない。2人の元チームメイトたちが、このドラマに新たな論点を提供している。
【A】