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【2016年第2週】カウボーイズがレッドスキンズとの接戦を制す

2016年09月19日(月) 13:12

ハドルを組むダラス・カウボーイズのメンバー【AP Photo/Mark Tenally】

現地18日(日)、シーズン第2週で同じNFC東地区に属し、往年のライバルであるダラス・カウボーイズとワシントン・レッドスキンズがシーズン初勝利をかけて対戦した。ターンオーバーが両チームひとつずつという、多くの堅実なプレーのシーソーゲームを僅差で制したのはカウボーイズ。クオーターバック(QB)トニー・ロモを負傷で欠くカウボーイズは新人QBダック・プレスコットが第1週に続いて先発し、プロ初勝利をものにした。

試合のファーストドライブはタッチダウンに至らなかったものの、キッカー(K)ダン・ベイリーのフィールドゴールでカウボーイズが3対0と先制。その後、新人ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットのタッチダウンでカウボーイズが10対0とリードして第1クオーターが終了した。

第2クオーターに入り、レッドスキンズのRBマット・ジョーンズが14ヤードのランでタッチダウン。その後、カウボーイズKベイリーが31ヤードフィールドゴールを決めて13対7と点差を広げる。それに対し、レッドスキンズも確実に攻撃を進め、前半残り31秒のところでKダスティン・ホプキンズの36ヤードフィールドゴールで13対10とギャップを縮めて前半を終えた。

昨シーズン、レッドスキンズのQBカーク・カズンがパス成功率リーグ1位だったことを考えると前半は若干精彩を欠くパスプレーが目立ってしまっていたが、第3クオーターに入ると気合を入れたか、最初のドライブでワイドレシーバー(WR)ジェイミソン・クロウダーへのタッチダウンパス。エクストラポイントで13対17と逆転に成功する。

カウボーイズもQBプレスコットの機動力を生かしたランでタッチダウンを決めて再びカウボーイズが20対17とリードした。その後すぐ、カウボーイズが意表をついたオンサイドキックを試みるが、キックが規定の距離に至らず反則となり、レッドスキンズにとって条件の良いポジションからスタート。第3クオーター残り2分10秒でレッドスキンズはKホプキンズのフィールドゴールで20対20の同点とする。

レッドスキンズのディフェンシブバック(DB)ジョシュ・ノーマンのボクシングのようなボールへのパンチでカウボーイズRBエリオットのファンブルを誘い、試合初のターンオーバー。さらに、レッドスキンズはファースト・アンド・ゴールのポジションを得るが、タッチダウンには至らず、Kホプキンズのフィールドゴールで20対23とまたもリードを奪った。

レッドスキンズはその後、WRデショーン・ジャクソンをおとりにしてオープンになった新人WRジョシュ・ドックソンへのパスを繋ぐなりしてのロングゲインを得て、ファースト・アンド・ゴールまで迫るものの、エンドゾーンでカウボーイズのストロングセーフティー(SS)のバリー・チャーチがインターセプト、タッチバックでターンオーバーとなり、昨年までレッドスキンズに在籍していたRBアルフレッド・モリスのタッチダウンで残り5分を切ったところでカウボーイズが27対23と再逆転を果たす。

レッドスキンズは残っていたタイムアウト3つを使い切らざるを得なかったが、カウボーイズの攻撃を抑え、残り1分30秒の時間を獲得。最後の攻撃権を得るも、逆転には至らず試合終了となった。

良い試合をしたものの僅差で敗れたレッドスキンズはこれでホームゲーム2連敗と試練のシーズンスタートとなった。