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WRヒルと共にもたらすスピードがドルフィンズ攻撃陣の「幅を広げる」とWRワドル

2022年04月29日(金) 13:27

マイアミ・ドルフィンズのジェイレン・ワドル【AP Photo/Doug Murray】

ワイドレシーバー(WR)ジェイレン・ワドルがいたところにWRタイリーク・ヒルが加わったことで、マイアミ・ドルフィンズにはNFL最速のレシーバーコンビが生まれた。

ワドルは現地27日(水)、相手ディフェンスを脅かすそのスピードこそがオフェンスを活発にするはずだと指摘している。

『Palm Beach Post(パーム・ビーチ・ポスト)』によると、ワドルは「正直、“チーター”が速いのはみんな知っている。俺はスピードがあることで知られている。それはオフェンスの幅を広げていく上で役に立つと思う。縦の脅威を尊重しなければならなくなるだろうな」と語ったという。

スピードが有効になるのは、それを使ってくると相手ディフェンスが考えている場合だけだ。ディフェンスがその脅威を尊重するかどうかは、クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアがシーズン序盤にパスプレーを成功させられるかどうかにかかってくる。もし、タゴヴァイロアが昨年と同様に弱々しいオフェンシブラインの後ろで短いルートを取り続けるならば、相手にフィールドを制圧されるだろう。

しかし、ヒルとワドルが他との違いを見せつけられるのは、その速さだけではない。ランアフターキャッチの能力や、ボールを持ったままディフェンスにダメージを与える能力は、プレーの途中で相手を危険な状況に追いやるはずだ。

シーズン開幕前に、ワドルとヒルはチーム最速の称号を手に入れるべく、注目のレースを繰り広げることになっている。

「チーターとまっすぐに競走することはできない。忍び寄るしかない」と冗談まじりに話したワドルは「俺たちはあなたたち(マスコミ)が全員、現地入りしたらレースを始める。誰が一番速いかを見なきゃいけないからな」と続けた。

【RA】