2年目を迎えるQBウィルソンに期待を抱くジェッツのチームメイトたち
2022年04月29日(金) 13:28ニューヨーク・ジェッツがクオーターバック(QB)を補填するための取引を繰り返してきた中で、ザック・ウィルソンは1年前のドラフトデーにジェッツからトップ5位以内で指名された最新のクオーターバックとなった。そのウィルソンはプロのクオーターバックとしてあらゆる面で苦戦し、荒れたルーキーシーズンを過ごしていた。
しかし、オフシーズンワークアウトが始まってから、チームメイトはこれまでとは違うウィルソンの姿を目の当たりにしている。
『Associated Press(AP通信)』によると、オフェンシブタックル(OT)ジョージ・ファントは現地27日(水)にウィルソンについて「あいつはちょっと良い感じになって戻ってきた。準備万端なはずさ」と語ったという。
2021年ドラフト全体2位指名を受けた後、13試合に先発出場したウィルソンは、わずか55.6%しかパスを成功させられず、2,334ヤード、タッチダウン9回、インターセプト11回を記録してシーズンを終えている。ビッグプレーを狙ったときに失敗するなど、不正確であると同時に非効率的だった。
2年目を迎えるにあたり、オフェンスの中で適切なリードをしなければならないと考えているウィルソンは次のように話している。
「自分にとっては、どれだけ効率よくなれるか、ということだ。どうすれば速くボールを出せるか。どうすれば自分のポケットの位置からOラインを助けられるのか。どうすればランニングバックにボールを手渡し、フィールドにいるレシーバーにパスを通す能力を向上させて、彼らにプレーをさせられるのか。どうすればポケットの中で自信を持って、正確にプレーできるだろうか」
「みんなが自分の仕事をするようになれば、すべてがうまくいくと思う――パーフェクトなはずだ」
ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・ダグラスからヘッドコーチ(HC)ロバート・サラー、攻撃コーディネーター(OC)マイク・ラフルアーに至るまで、ジェッツはウィルソンが成長を遂げられるように彼の周りに適切なピースを置こうと試みてきた。
「その企画にはとても期待している」と明かしたウィルソンは「組織全体として、すべての人が同じ考えを持っていて結束力が高いと感じている。オーナーもジョー・D(ダグラス)も信頼しているし、彼らがやっているのは本当にいいプランだと感じている」と続けている。
【RA】