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ビルズが全体63位でジョージア大学RBジェームス・クックを指名

2022年04月30日(土) 12:56


バッファロー・ビルズからドラフト指名を受けたジョージア大学のジェームス・クック【AJ Mast via AP Images】

バッファロー・ビルズの多用なオフェンスで、不足していた部分はランニングバック(RB)だった。

AFC東地区で2連覇したチャンピオンは、現地29日(金)にラスベガスでの2022 NFLドラフト2巡目でその部分を補強した。

ビルズは2巡目全体63位でジョージア大学のランニングバック、ジェームス・クックを指名した。

クックはミネソタ・バイキングスのランニングバック、ダルヴィン・クックの弟で、ジョージア大学ブルドッグスが全米タイトルを獲得する際の立役者となった。ダルヴィンも2017年に2巡目全体41位でバイキングスに入団している。

ビルズがランニングバックを指名したのは、2019年のデビン・シングルテリー、2020年のザック・モスに続いて、過去4回のドラフトで3回目だ。

パスキャッチスキルが過小評価されているものの、チームに間違いなくフィットするであろうジェームズの加入により、ビルズの攻撃陣は爆発力を獲得する。冬に魔法のような景色を見せるバッファローで、プロボウルにも選出されたクオーターバック(QB)のジョシュ・アレンと共演し、クックは彼自身の才能に最適で完璧な場所を見つけることになるだろう。

ビルズのエネルギッシュな攻撃は、クックを加えたことで構想上これまで以上に幅の広いものとなっている。アレン率いるビルズのオフェンスは得点3位、獲得ヤード5位でシーズンオフに入り、クックはワイドレシーバー(WR) ステフォン・ディッグス、ガブリエル・デービスとジェイミソン・クラウダ―、タイトエンド(TE)のドーソン・ノックスと O.J. ハワードと一緒にプレーすることになる。

5フィート10(約178cm)で40mを4.49秒で駆け抜けるクックは、ハードヤード、ゲームを打ち破るランとバックフィールドでのキャッチなど、様々なプレーのできる汎用性の高いランニングバックのお手本だ。ブルドッグスの2021年のキャンペーンでは、8試合で1,012スクリメージヤード、11回のタッチダウンを記録した。カレッジフットボールプレーオフ準決勝の対ミシガン大学戦では4回のキャッチで112ヤード、レシービングタッチダウンを記録したのが、彼のキャッチ能力の証拠である。

ビルズの無尽蔵のオフェンスはちょうどよく足りないピースを獲得し、相手のディフェンスにとって封じ込めるのが難しいチームになった。

【AK】