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スロットレシーバー指名後、WRトニーのトレードのうわさを鎮めるジャイアンツGM

2022年05月01日(日) 01:13


ニューヨーク・ジャイアンツのジョー・ショーン【AP Photo/John Minchillo】

ここ数日のニューヨーク・ジャイアンツをめぐるうわさで一番の話題となっているのがワイドレシーバー(WR)カダリウス・トニーだ。現地29日(金)、ジャイアンツは彼の代わりとなり得る選手を手に入れた。

2022年NFLドラフトで彼らは全体43位の指名権を使ってケンタッキー大学のWRワンデール・ロビンソンを指名している。

その瞬間、トニーのニューヨークでの未来に疑問符が点灯した。元1巡目指名のトニーは万全の状態であれば、時にビッグプレーのポテンシャルを感じさせることはあったものの、2021年は低迷するジャイアンツで違いを見せられるほど長くフィールドに立っていることができなかった。そのため、新体制となったチームが彼をトレードするのではないかと言われるようになっていた。

ジャイアンツの新ジェネラルマネジャー(GM)となったジョー・シェーンは、トレード話を聞き飽きた様子だった。

彼は挑戦的な笑いを浮かべ、「カダリウス・トニーは売らない」と記者団に言い放ったと『The Athletic(ジ・アスレチック)』のダン・ダッガンは報じている。

同じ役割を担えるスロットレシーバーのロビンソンを指名することで、ジャイアンツがトニーを動かしやすくなるのは間違いない。シェーンがトニーを売らないと記者団に言ったからといって、ニューヨークでの彼の未来が安泰となったわけではない。ほんの少し、懸念が減っただけだ。

しかし、チームの一員でなくなるまで、彼はジャイアンツの一員だ。前体制が1巡目でトニーを指名した際、ニューヨークはその未来図にひとときの夢を見た。フィールドの内外で困難に直面しつつ、彼にはまだ自分がその指名順にふさわしかったことを証明する時間がたっぷりと残されている。

リーダーシップの変更は、しばしば自分たちの選んでいない選手の離脱を招くものだが、たった1シーズンでトニーを手放すのは早計かもしれない。ロビンソンがトニーのチームメイトとなるのか、後任になるのかに注目してみよう。

【M】