サンフランシスコ・49ersはコーナーバック（CB）ジェイソン・ベレットを見限っていない。

49ersが現地2日（月）、30歳のベレットと再契約を結んだと発表した。

ベレットはフリーエージェント（FA）として契約した2019年から49ersに在籍してきたが、過去3シーズンを合わせても15試合しか出場していない。

ベレット以上にケガ運の悪い選手を見つけるのは非常に難しいと言える。サンディエゴ・チャージャーズ（現ロサンゼルス・チャージャーズ）から2014年ドラフト1巡目指名を受けたベレットが、キャリア7シーズンの間に2桁以上の試合に出場したのはわずか2シーズンであり、それにはアキレス腱の断裂によって全試合を欠場した2018年シーズンも含まれている。2度のACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）断裂や、手術が必要となった膝の不調によって、シーズン途中で戦線離脱を余儀なくされてきただけではなく、2019年は足首のケガが原因で1試合を除いてすべての試合を欠場した。

万全な状態であれば良いプレーを見せてきたベレットは、2015年シーズンにダレル・リービスの代役としてプロボウルに選出されている。また、6試合より多くの試合に出場できたもう1つのシーズンである2020年にはタックル60回、インターセプト2回、パスディフェンス7回を記録した。

健康面に関して言えば、ベレットは運が悪かったとしか言いようがない。49ersはベレットに大きな期待を寄せているわけではなさそうだが、何度もケガから復帰するために戦ってきたベレットをチームに呼び戻すことが2022年シーズンにチームの妨げにならないのは確かだ。

【RA】