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契約交渉について「手を打とうとしている」と明かしたシーホークスWRメットカーフ

2022年05月03日(火) 12:25


シアトル・シーホークスのD.K.メットカーフ【AP Photo/Aaron Gash】

今オフシーズンはシアトル・シーホークスのワイドレシーバー(WR)D.K.メットカーフにとって、注目すべきものとなった。

フランチャイズクオーターバック(QB)だったラッセル・ウィルソンがトレードされただけではなく、自身もケガを治療する中で保護用のウオーキングブーツを着用することになったり、オリンピックの出場を宣言したりと、今オフシーズンにさまざまな出来事を経験したメットカーフは、契約延長に関しても話題の対象となっている。

現在は、ウオーキングブーツを脱いだメットカーフの契約交渉が進んでいることに注目すべきだろう。

ポッドキャスト番組の『Club Shay Shay(クラブ・シェイ・シェイ)』によれば、番組のホストを務めるシャノン・シャープに、代理人とチームが契約を交渉してきたのかと質問されたメットカーフは「手を打とうとしている、とでも言っておくよ。これから数年間はシアトルにいることになると思う」と答えたという。

2019年NFLドラフト2巡目指名を受けたミシシッピ大学出身のメットカーフは、ルーキー契約の最終年を迎えており、基本給398万ドル(約5億1,745万円)を受け取る予定だ。2020年にプロボウルに選出された24歳のメットカーフは、3シーズンで3,170ヤード、タッチダウン29回を記録している。

ウィルソンのデンバー・ブロンコスへのトレードに続く形でラインバッカー(LB)ボビー・ワグナーが放出された後、シーホークスが完全に再建モードに入るかもしれないという見方が広まったことで、メットカーフのシーホークスでの将来が疑問視されるようになった。一方で、ヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは今オフシーズンに契約延長に向けて全力を尽くしていくと強調し、ケガに対処してきたメットカーフを称賛している。

短距離走者としてオリンピックを目指すという気持ちは変わらなかったようだが、手術を受けたメットカーフはオフシーズンの大半で保護用のブーツを着用していた。

現地4月30日(土)、メットカーフはブーツを脱いでランニングも再開していると明かしたキャロルHCは、改めて長期契約を成立させることの重要性を強調している。

メットカーフのカレッジ時代のチームメイトであるWRのA.J.ブラウンがデイバント・アダムスやタイリーク・ヒル、ステフォン・ディッグスと同じような大型契約を結んだことを受けて、メットカーフはその提案に胸を躍らせているはずだ。それでも、契約延長についてはあまり騒ぎ立てるのではなく、むしろこれから提示されると予想している大幅な昇給を待ち望んでいる。

高額報酬が見込まれる契約に対して「今は笑顔が絶えない」と語ったメットカーフは「時間の問題だ。ストレスは感じていないし、考えすぎて自分を追い詰めているわけでもない。だから、このオフシーズンを楽しみ、人生を楽しみ、1日1日をあるがままに受け止めている。よくある言葉に聞こえるかもしれないけど、それが今の俺の生き方なんだ」と続けた。

【RA】