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QBタネヒルの発言を問題視していないタイタンズ新人QBウィリス

2022年05月15日(日) 18:03

テネシー・タイタンズからドラフト指名を受けたリバティ大学のマリク・ウィリス【Joe Buglewicz/AP Images for NFL】

テネシー・タイタンズの新人クオーターバック(QB)マリク・ウィリスはチームメイトになったQBライアン・タネヒルのことをいい人だと説明しており、ヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルは言うまでもないことを指摘したタネヒルに関して長引いている問題を否定している。

タネヒルはタイタンズの先発クオーターバックであり、メンターでもなければコーチでもない。

ブラベルHCは現地13日(金)に「彼の仕事は多くの試合に勝つための準備をすること、そして素晴らしいチームメイトとして手助けすることだ。そして、彼ならそうすると分かっている。だから私からすれば何の問題でもなかった」と述べている。

タネヒルは5月3日(火)、ドラフト3巡目で指名されたリバティ大学出身のウィリスを指導するのは自分の仕事ではないと発言してニュースで取り上げられた。この発言はソーシャルメディア上で物議を醸したが、ブラベルHCは気にしていないとコメントしている。

「ライアンの対応はとてもよかったと思う」と強調したブラベルHCは「彼は誠実だと思った。信頼できると思ったね。ライアンが素晴らしいチームメイトであることは分かっている。ここにいる誰もがそう思っている。そして、それは彼の仕事ではない」と続けた。

タネヒルのコメントについて聞かれたウィリスは次の質問が続く前に「何のコメント?」と皮肉まじりに即答している。

「俺たちもその話をしていたんだ。全然ネガティブなことじゃない。ライアンはいいヤツだ。すでに言った通り、俺たちを家に呼んでくれたんだ。何もかも順調だ」

タイタンズが2015年ドラフト全体2位でマーカス・マリオタを指名して以来、最も高い指名権を費やして獲得したクオーターバックであることを踏まえると、ウィリスに寄せられている関心は相当高いはずだ。しかも、タイタンズは単に全体86位で指名したわけではなく、トレードアップにより3巡目の指名順を4つ上げて確実にウィリスを指名できるようにしていた。

タネヒルは2021年シーズンにNFL2年目のシーズン以降で最も多くのインターセプトを浴びている。代表的なのは、ディビジョナルラウンドのシンシナティ・ベンガルズ戦で喫した3回のインターセプトだ。昨年にワイドレシーバー(WR)フリオ・ジョーンズを獲得するために契約が再構築された後、9年のキャリアを持つタネヒルの現在のキャップナンバーはNFLで最も高くなっている。


記事提供:『2022 Associated Press(AP通信)』


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