フットボールフィールドで素晴らしいプレーの数々を見せてきたランニングバック（RB）フランク・ゴアが、今度はプロボクシングのデビュー戦で見事なKO勝利を収めている。

ミシシッピ州ジャクソンで開催された『Gamebred Boxing 1（ゲームブレッド・ボクシング1）』の共同メインイベントに出場したゴアは、第4ラウンドで連続技から強烈な右クロスを放ち、相手のヤヤ・オロルンソラは意識を失ってリング上で倒れた。

Today was a great day!!!
Want to thank my team for all the hard work‼️🙏🏿 pic.twitter.com/k5Y2n5Nhh7

— Frank Gore (@frankgore) May 15, 2022

「今日は最高の1日だった!!!　チームの頑張りに感謝したい‼️」

ゴア（1勝0敗、ノックアウト勝ち1回）はコンビネーションパンチをしっかりと決め、続く2度目の右クロスで相手の意識を奪った。

NFL史上3位のラッシャーであるゴアは先日、正式にフットボール人生を終える日が近いと公表している。

それからまもなくして、39歳の誕生日にあたる現地14日（土）にボクシングでプロデビューすることが発表された。

これまでに5チーム（サンフランシスコ・49ers、インディアナポリス・コルツ、バッファロー・ビルズ、マイアミ・ドルフィンズ、ニューヨーク・ジェッツ）に所属してきたゴアは、キャリア16年間で16,000ランヤードを記録。これ以上の記録を持っているのはNFLの歴史の中でもエミット・スミスとウォルター・ペイトンだけだ。しかし、ゴアはジェッツに所属していた2020年シーズンが終わってから一度もプレーしていない。

今回はプロデビュー戦だったものの、ボクシングの試合自体は初めてではなく、今までに最も注目を集めた試合でもなかった。

以前、元NBA選手のデロン・ウィリアムスとのエキシビションマッチに挑んだゴアはスプリット判定で敗れている。

今回の試合はゴアにとってそのときよりもはるかに良い形で幕を閉じた。

【RA】