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「この選手を獲得する必要がある」と新人WRベルを獲得したブラウンズHCステファンスキー

2022年05月18日(水) 17:29

クリーブランド・ブラウンズのケビン・ステファンスキー【AP Photo/David Richard】

クリーブランド・ブラウンズは、ジャービス・ランドリーを呼び戻すためのわずかなチャンスを持っていたが、代わりに若い選手に目を向けたようだ。

良いニュースとして、ブラウンズはヘッドコーチ(HC)の欲望を満たした。ケビン・ステファンスキーは、2022年の新人選手を見始めて以来、パーデュー大学のワイドレシーバー(WR)デイビッド・ベルに注目していたと明らかにし、チームが彼を全体99番目で指名すると興奮を隠しきれなかったという。

「私が見ていた最初の選手だった。すぐに私は“われわれはこの男を獲得する必要がある”と話したよ。ジェネラルマネジャー(GM)に確認してみればいい、私が“今日はデイビッド・ベルをチームに加えて終わる必要がある”と言っていたことをね」とステファンスキーは、チームの『Building the Browns(ビルディング・ザ・ブラウンズ)』というドキュメンタリーで放送された顔合わせのシーンでベルにそう語った。

「ボールをキャッチする能力はドラフトの選手の中でも最高だと思ったし、オープンなポジションを取る能力も素晴らしく、人として、われわれのチームに適していると感じた」

ブラウンズがベルを攻撃でどう使うかを想像するのは簡単だ。ベルのプレーを少し見れば、現在はニューオーリンズ・セインツの一員となったランドリーが思い起こされる。ランドリーは鋭いルート選択と確かなハンドリングを武器にフィールド上で躍動したが、ベルは同じ領域で優れている。大学時代、パーデュー大学ボイラーメーカーズでの2回のオールビッグ10ファーストチーム選出に加え、29試合で2,946 ヤードと21回のレシーブタッチダウンを記録し、NFLへ入るために必要な経歴を作り上げた。

ベルへの最大の懸念は、彼の記録された爆発力、またはその不足である。NFLスカウティングコンバインにおいて、彼の40ヤード走4.65秒という記録は火のつくようなものではなかったが、洗練されたレシーブ技術はステファンスキーがブラウンズの新しい攻撃陣で機会を生み出すのに役立つだろう。そして、ランドリーとの比較を継続するのであれば、ベルの40ヤード走の記録はまだランドリーの2014年NFLスカウンティングコンバインの4.77秒よりも優れている。そのランドリーは5回プロボウルに選出され、最初の6シーズンのそれぞれで80回以上のキャッチを記録したNFL史上唯一の選手となっている。

ブラウンズは、2018年から2021年にかけてランドリーが埋めていたポジションにベルを投入することを検討しているが、すぐに同じ貢献を期待するつもりはないようだ。この見通しには銀色の――パーデュー大学のテーマカラーに合わせるなら、金色の希望がある。彼に大規模な貢献は必要はない。アマリ・クーパーがブラウンズに加入したことで、その必要性は満たされた。ベルは呼び出されたときに機会を作り出すことを考えればいい。

それはベルにとっては完璧な状況だ。

「俺はもう少し高い順位でドラフトに指名されたかったとは思っていない。神様はこの完璧な状況に俺を配置したんだ。ブラウンズに加入して、驚異的な攻撃の一員になりなさいとね。素晴らしいランゲーム、パスゲームと間違いなく今、リーグで最高のクオーターバック(QB)を持っている」ベルは『Akron Beacon Journal(アクロン・ビーコン・ジャーナル)』を介して話した。

「だから俺はただその機会を本当に楽しみにしている。うまくいけば、俺は第1週で先発になる機会を持っているんだ」と述べた。

外でのプレー経験があり、ポジションの空白を埋めることが期待され、コーチの熱い信念を受けているベルは、たくさんのチャンスを得ることができるだろう。

【AK】