ビルズとNFLの基金が銃乱射事件を受けたバッファローの取り組みに5,150万円を寄付
2022年05月19日(木) 12:25先週土曜日にバッファローのスーパーマーケットで発生した銃乱射事件を受け、バッファロー・ビルズ基金とNFL基金が協力して地元の対応活動に40万ドル(約5,150万円)を寄付する。
ビルズは社会の隅に追いやられた有色人種のコミュニティの問題などに取り組む“Buffalo Together Community Response Fund(バッファロー・トゥギャザー・コミュニティー・レスポンス基金)”に、合わせて20万ドル(約2,578万円)が送られると発表している。
「バッファロー・トゥギャザー・コミュニティー・レスポンス基金の代表として、私たちは真の変化を創出し、今回の凶悪な事件の闇を切り抜ける助けとなる、バッファロー・ビルズ基金とナショナル・フットボール・リーグ基金からの惜しみない寄付に深く感謝しています」と『Community Foundation for Greater Buffalo(コミュニティー・ファウンデーション・フォー・グレーター・バッファロー)』の会長兼CEOであるクロティルデ・ペレス・ボード・デデッカーはコメントした。
「この基金は有色人種のコミュニティを社会の周縁的なものにし続ける、すぐに解決すべき問題や長期的な再建、構造的な問題に対する行動を起こし、コミュニティとして共に取り組もうという共通の望みのもとに立ち上げられたパートナーシップです」
残る20万ドルはバッファローのイーストサイドのコミュニティが抱えている必要性に対する緊急対応に動いている非営利団体にビルズから直接寄付される。
現地18日(水)、ジェネラルマネジャー(GM)ブランドン・ビーンやヘッドコーチ(HC)ショーン・マクダーモット、クオーターバック(QB)ジョシュ・アレン、ワイドレシーバー(WR)のステフォン・ディッグスやガブリエル・デービスをはじめとするビルズの面々が、乱射事件の犠牲者たちを追悼し、イーストサイドのコミュニティに食料などの物資を提供した。
NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)のチームであるバッファロー・セイバーズ――ビルズのオーナーであるテリー・ペグラとキム・ペグラが所有――も、水曜日にボランティア活動を行っている。
『ESPN.com』によれば、ビーンGMは「われわれは月曜日に集まっており、これが重要だった。実際にここにいること、困難な時にコミュニティを訪れ、兄弟姉妹たちと共に過ごすことが、われわれ全員にとって重要だ。われわれは、そして、彼らは単に小切手を切るだけではいけないと感じている」と話したという。
We love you and we grieve with you, Buffalo. pic.twitter.com/S75ZiSVbym
— Buffalo Bills (@BuffaloBills) May 18, 2022
「バッファロー、あなたを愛し、あなたと共に悲しんでいる」
土曜日の午後、『Tops Friendly Market(トップス・フレンドリー・マーケット)』にて、軍隊の装備を身につけた白人で18歳の犯人が、ヘルメットカメラでライブ配信をしながら銃撃を開始した事件で、10人が亡くなり、3人が負傷した。被害者の多くが黒人だった。
ビルズのセーフティ(S)マイカー・ハイドは、自身の基金が日曜日に実施したチャリティーソフトボールゲームの収益の一部や、この試合で行われたサイレントオークションの売上を犠牲者の家族に寄付している。
元ビルズの選手で殿堂入りを果たしているランニングバック(RB)サーマン・トーマスも今週、銃撃事件の犠牲者の家族を支援するために数名の元チームメイトと一緒に週内にバッファローを訪れる予定だと『Associated Press(AP通信)』に語った。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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