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バイキングスのパスラッシャー、スミスとハンターは相手にとっての“脅威“

2022年05月19日(木) 14:47


ミネソタ・バイキングス【NFL】

元ライバルが加わったことは、新生ミネソタ・バイキングスにとってすでに理想的な展開だったように見えている。

転換期とも言えるオフシーズンにバイキングスはヘッドコーチとジェネラルマネジャーに新しい人材を登用しており、2022年はここ数年に停滞していたチームの凡庸さからの脱却のシーズンになりそうだ。元グリーンベイ・パッカーズのパスラッシャーであるザダリアス・スミスとの契約によって、チームは2021年にサック51回でNFLの2位につけた才能ある守備陣をスミスがさらに強化することを望んでいる。

バイキングス守備陣でダニエル・ハンターと並び立つことについて、スミスは現地17日(火)に、自分たちにはNFLで最高のパスラッシュコンビになるための大きなポテンシャルがあるとの考えを語った。

チームのウェブサイトにて、スミスは「NFLでもベストって言ったけれど、もちろん、それはまだ早すぎる。俺たちはただ仕事を続け、自分たちの腕を上げて、その結果として今季どこまでいけるのか見てみる」と話した。

2人の負傷歴から疑いを持つ者もいるだろう。2019年にNFL史上最年少でキャリア通算サック50回を達成したハンターの見事な旅は、複数の負傷によって過去2シーズンの出場数がわずか7試合に限られることでストップしてしまった。一方、ハンターより2歳年上の29歳であるスミスは、背部の負傷によって昨シーズンに1試合にしか登場していない。

スミスとハンターにはバイキングスのオフシーズンプログラムが始まる際に健康面では問題ないことが確認されており、すでにそれだけで大きな期待を集めている。とは言え、スミスがバイキングスに提供できるのはそのポテンシャルだけではない。

新守備コーディネーター(DC)のエド・ドナテルはミネソタに3-4スキームを持ち込んでおり、多くのバイキングスベテラン勢は新システムを学習しなければならない。スミスはサイドラインやフィールドでの3-4スキームの経験を活かすことができるだろう。

バイキングスのベテランたちはスミスという存在について気づいている。守備選手以外でもそれは同様だ。

ランニングバック(RB)ダルヴィン・クックは「彼はクレイジーだ。練習が文字通り楽しい。彼は俺たちのチーム全体を良くしてくれるような選手になるだろうし、そういうエネルギーをもたらしてくれる。ダニエルの反対側にZがいるのは、とにかく恐ろしいんだ」と話している。

バイキングスの新時代の兆候はヘッドコーチ(HC)ケビン・オコンネルのルーキーシーズンの序盤からすでに見え始めている。特にスミスにふさわしい展開として、バイキングスのフレッシュなスタートはシーズン第1週にチームがパッカーズを本拠で迎え討つことでスタートする。

「俺はただうれしくて、エキサイトしている。前はうまく機能していなかったけれど、それでも良かった。彼らとは1年に2度対戦するし、待ちきれないね。前のチームメイトたちに会うチャンスでもある」とスミスは語った。

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