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ブラウンズQBメイフィールドが新たな機会を見つけられると信じるベンガルズQBバロウ

2022年05月20日(金) 09:52

シンシナティ・ベンガルズのジョー・バロウ【AP Photo/Jeff Dean】

クオーターバック(QB)ジョー・バロウがシンシナティでスターダムにのし上がるのと時を同じくして、QBベイカー・メイフィールドは州の反対側でスターの座から転落してしまった。

バロウ率いるシンシナティ・ベンガルズは現在、次回のクリーブランド・ブラウンズ戦に備えて、ブラウンズの新フランチャイズQBと対峙する準備をしている。一方、かやの外に置かれているメイフィールドは、バロウがその経験からメイフィールドの状況を判断しているのを黙って見守っているところだ。バロウはメイフィールドとの対戦計画を聞かれる代わりに、同じようにドラフト全体1位指名を受けてNFL入りしたにもかかわらず、その評価が過去最低となっているメイフィールドの将来をどのように考えているのかという質問を受けている。

ポッドキャスト『Full Send(フル・センド)』に出演した際に「大変なシチュエーションだ。彼は去年、ずっとケガをしていた。どの対戦でも彼はボールを持っている」と語ったバロウはこう続けた。「初めて対戦したのは、俺のルーキーイヤーの第2週にあたるサーズデーナイトで、34対30とかで負けたんだ。次に対戦したときは俺が400ヤードを投げて、彼はパスを大体28回中25回成功させてタッチダウン5回を決めた。彼は2ミニッツドライブでタッチダウンして試合に勝ったんだ」

ブラウンズはバロウが昨シーズンに到達したステージ――スーパーボウル――には至っていないが、バロウが加入したベンガルズとの過去2年間の試合では4勝0敗と、常に優位に立ってきた。最も直近の対戦にあたる昨シーズン第18週の試合は、QBケイス・キーナムが司令塔となってブラウンズを21対16の勝利に導いており、メイフィールドもバロウも出場していない。とはいえ、この2人が対決したとき、メイフィールドの指揮下にあるブラウンズはそれよりも大差をつけて勝利していた。

バロウが話していたように、メイフィールドはそれらの結果にも大いに関係している。しかし、ブラウンズがQBデショーン・ワトソンをフランチャイズQBとして迎え入れた今となっては、メイフィールドの功績はもはや何の意味も持たない。メイフィールドが他の場所へ向かうのは時間の問題だと思われる。

この特殊な状況の両面を見ているバロウは、メイフィールドがチームを勝利に導く能力を持っていることを経験上知っている一方で、ブラウンズがワトソンに乗り換えた理由も理解しているのだ。

バロウは「デショーンみたいな選手がいたら、このチャンスを生かさなきゃいけないと思うよね。あれだけ素晴らしい選手なんだから。でも、ベイカーならきっとうまく切り抜けるさ。彼は本当にいい選手だ」と話している。

メイフィールドがいまだにブラウンズのロースターに残っている中で、どのチームもクオーターバック獲得の動きを止めているところを見ると、バロウの意見に賛成しているチームは今のところないようだ。

【RA】