ニュース

【2016年第5週】QBブレイディが復帰戦で406ヤード、ペイトリオッツが4勝目

2016年10月10日(月) 07:10

復帰を果たしたニューイングランド・ペイトリオッツのQBトム・ブレイディ【AP Photo/Ron Schwane】

現地9日(日)、クリーブランド・ブラウンズのホーム、ファーストエナジー・スタジアムで、ニューイングランド・ペイトリオッツを迎えて行われた試合は、デフレゲート事件による4試合の出場停止処分が解け、今シーズン初出場のクオーターバック(QB)トム・ブレイディの活躍で、ニューイングランド・ペイトリオッツが33対13で勝利した。

前半、ペイトリオッツがランニングバック(RB)ルギャレット・ブラントのタッチダウンラン、ブラウンズがQBコーディ・ケスラーからワイドレシーバー(WR)アンドリュー・ホーキンスへのタッチダウンパス、さらにペイトリオッツはQBブレイディからタイトエンド(TE)マーテラス・ベネットへのタッチダウンパスで互いに点を取り合う展開となったが、その後、試合が動いた。

第1クオーター終了間際のブラウンズの攻撃シリーズ、自陣ゴールを背負いながらの攻撃でQBケスラーがプレッシャーをかわしてRBデューク・ジョンソンへパスを投じたが、これが自陣エンドゾーンを越えてセーフティを献上してしまう。この際、QBケスラーはペイトリオッツのラインバッカー(LB)ドンタ・ハイタワーのヒットを受けて負傷、以降、バックアップQBのチャーリー・ホワイトハーストが出場した。一方のペイトリオッツはその後もブレイディが安定したクオーターバッキングでTEベネットへのタッチダウンパスをヒットし、23対7で前半を終えた。

後半もQBブレイディのパスを受けたTEベネットがエンドゾーンへと飛び込みタッチダウン。ペイトリオッツが30対7とリードを広げた。第4クオーター開始早々に、ブラウンズQBホワイトハーストがTEコナー・ハメレットへのタッチダウンパスで一矢報いるも、ペイトリオッツにフィールドゴールで突き放され、33対13で試合終了となった。試合終盤に、QBホワイトハーストも強いヒットを受け、一時サイドラインに下がったが、最後のシリーズではスナップを受けていた。

ペイトリオッツQBトム・ブレイディはパス40回中28回成功、406ヤード、3タッチダウン、0インターセプト。TEマーテラス・ベネットは3タッチダウンレシーブの活躍。TEロブ・グロンコウスキーも5キャッチ109ヤードとハムストリングのケガからの復調をアピールした。

ブラウンズQBコーディ・ケスラーはパス8回中5回成功、62ヤード、1タッチダウン、0インターセプト、QBチャーリー・ホワイトハーストはパス24回中14回成功、182ヤード、1タッチダウン、1インターセプト。今年、コルツから移籍したホワイトハーストは練習でのスナップ機会が多く与えられなかったからか、サイドラインでプレーブックを確認する姿も見られた。ブラウンズはこれでシーズン序盤にQBロバート・グリフィン三世、ジョシュ・マッコウン、コーディ・ケスラーの3人を負傷で失い、厳しいシーズンを強いられている。

次週、ペイトリオッツはホームでシンシナティ・ベンガルズと、ブラウンズはアウェーでテネシー・タイタンズと対戦する。