肩の手術がQBガロポロのトレード交渉に影響していると49ersシャナハンHC
2022年05月25日(水) 12:242021年シーズンの結末を受けてトレードが予想されていたクオーターバック(QB)ジミー・ガロポロは、今もサンフランシスコ・49ersのロースター上にいる。
49ersのヘッドコーチ(HC)であるカイル・シャナハンは現地24日(火)、ガロポロがオフシーズンに受けた肩の手術によって、トレードトークが実質的に保留されていると報道陣に述べた。
「彼はトレードで出ていくことになりそうだと予想されるときもあるが、誰にも分からないし、保証されたことではない」とシャナハンHCは語っている。
「(手術が)あったときに保留になっているし、彼が健康になれば、どうなるか見えてくるだろう」
ガロポロは3月8日に手術を受けており、トレーニングキャンプまでには準備が整う見込みだ。唯一分からないのは、今夏にガロポロがどこで投げるのかだ。ガロポロと49ersは2021年シーズンが終わって以来、本人とチームの未来について率直な話し合いを行ってきた。49ersのジェネラルマネジャー(GM)であるジョン・リンチは先日、トレードが実現しなくても、30歳のQBをカットする計画はないと話している。
ガロポロが7月に行われるトレーニングキャンプの開始時にまだロースターに残っていれば、2年目のQBであるトレイ・ランスはポジション争いに身を投じることになるだろう。スタータイトエンド(TE)のジョージ・キトルはこの潜在的なQB争いについて、自身が最終決定を下す立場ではなくて“うれしい“と語っていた。
一方のシャナハンHCはこのオフシーズンに、2年目のQBランスには49ersの先発を担う“準備ができている“とコメント。
予想通りOTA(チーム合同練習)を欠席したディーボ・サミュエルに関しては、シャナハンHCは6月13日(月)に開始する参加必須のミニキャンプにはこのスターワイドアウトが出席するとの考えを示した。サミュエルのトレード要請について詳しくは話さなかったシャナハンHCだが、その離脱を回避できる可能性についてポジティブな姿勢を保っている。
「感触は変わっていない。たとえ、強まっていなくてもね」とシャナハンHCは話した。
シャナハンHCがサミュエルの状況について最後にコメントしたのは2022年NFLドラフト終了後のことであり、当時はチームがトレードのオファーを提示しているものの、補償として求めているものに“少しでも近い“ものがないと述べていた。
現時点で、49ersはこの夏に成立する可能性のある大型トレードが2件ある。そのうち1つが実際にまとまるか、もしくはいずれも成立しないという結果もあり得るだろう。
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