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NFLスカウティングコンバインは2024年までインディアナポリスで継続

2022年05月25日(水) 13:50


NFLスカウティングコンバイン【AP Photo/Charlie Neibergall】

コンバインはインディアナポリスにとどまる。

2023年と2024年のNFLスカウティングコンバインは引き続きインディアナ州の州都で行われることになったと、リーグが現地24日(火)にアトランタで開催されている春季リーグミーティングの場で発表した。

NFLクラブ事業およびリーグイベント担当副社長のピーター・オライリーは「われわれの内部チームであるファン・エンゲージメントおよび大型イベント顧問委員会、ナショナル・インビテーショナル・キャンプのスタッフらによる詳細にわたる調査の結果、インディアナポリスが2023年と2024年にNFLコンバインを開催し、この行事を成長させていく場所として最適な街としてとどまった」と述べている。

「インディのビジョンは、コンバインの開催で長く成功を収め、ファンやメディアの立場から見てイベントを革新し、さらに成長させるというエキサイティングな焦点をもって進化のプロセスを実行してきたというレガシーを併せ持っている」

コミッショナーのロジャー・グッデルは現地24日(火)、コンバインをインディにとどめるとの決断は、この街がこれまでにいかにうまくイベント開催にあたってきたかを示すものだと報道陣に語った。また、継続的な医学的評価の向上や、旧知の環境にとどまれる点も重要な点となっている。

「インディアナポリスがコンバインを大事にしているという認識が一つあると思う」と言うグッデルはさらにこう続けた。

「また、彼らはそこに非常に大きな力を注いできた。皆がその機会を快適に感じていると思うし、それはわれわれが長くやってきたからだ。さらに、アスリートの医学的評価をどれだけ向上できるかにわれわれは強く集中しており、おそらくそれが今のわれわれの優先事項であり、もちろん全チームに対してもそうだが、より重要な点として選手たち本人のために、それが効果的に実施できるようにしなければならない」

昨年の大部分でコンバインの開催地移転がうわさになっており、2022年NFLスカウティングコンバインがインディアナポリスで実施された際にも話題になっていた。インディアナポリス・コルツのオーナーであるクリス・バラードまでもがコンバインの会場で記者会見を開き、イベントの開催者に賛辞を送った後、インディアナポリスでのコンバインの将来の不確実性について触れる一方、このイベントを主催してきたインディアナポリスの能力を強く称賛している。

バラードは3月初旬に「戻ってきたことが素晴らしいし、これを開催するのにここ以上の街はない。未来についてどうなるかは今後見ていくことになるが、これ以上に成功できる街は私にはとても見つからない」とコメントした。

インディアナポリスは1987年からこのイベントを開催。当時はフージアー・ドームだった会場は、2009年にルーカス・オイル・スタジアムになった。それ以降、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で中止になった2021年を除き、すべてのコンバインがこの街で行われている。

火曜日の決定を受け、コルツのオーナーであるジム・アーセイは「インディは大型スポーツイベントを開催すべく作り上げられた街であり、コンバインがわれわれの街にとどまることを誇りに思っている」と述べた。

2022年のコンバインによってこのイベントは戻ってきたものの、リーグが将来的に他の場所での開催―さまざまな開催地で行われているNFLドラフトと同様に――を検討しているとのうわさが立つ中で、イベント期間を通じて不確実な空気は拭えない状況だった。火曜日の一報により、そういった懸念は今後2年は払拭されている。

『Visit Indy(ビジット・インディ)』の社長兼CEOであるレナード・フープスは「多くの都市がNFLコンバインの開催を望んでいることは承知しており、われわれはNFLがインディに引き続き信頼をおいてくれたことにとてつもなく感謝している」と話し、次のように続けた。

「ここにイベントをとどめるべく組織的に動いた本当にたくさんのメディア、エージェント、スカウト、コーチ、アスリートたちを誇りに思う。コンバインを開催して30年以上が過ぎたが、このイベントをすべての関係者や、毎年増加していく直接体験したいと望むファンたちにとって、常に以前よりも良いものとしていく中でNFLやナショナル・インビテーショナル・キャンプとの仕事を続けていくという部分で、われわれの興奮は高まるばかりだ」

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