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ナンバー1昇格の準備は「できている」とカウボーイズWRラム

2022年05月26日(木) 23:57


ダラス・カウボーイズのシーディー・ラム【AP Photo/Ed Zurga】

2021年シーズンを前にシーディー・ラムがダラス・カウボーイズのナンバー1レシーバーになるとのうわさが流れていた。

2022年シーズンを前にした今、もはや疑問の余地はない。

アマリ・クーパーがいなくなり、ラムがナンバー1だ。本人も意気揚々としている。

「ずっと夢見ていたことが現実になった。この機会を生かしたいと思っている」と彼は現地26日(水)、チーム公式サイトでロブ・フィリップスに話した。「チャンスだと思っているよ」

23歳のラムだが、あらかじめ心づもりはできていたのではないだろうか?

「準備はできていた」と彼は言う。「それが俺だ。生まれついての競争心を持っている。そういう環境でフットボールをしてきたんだ。いつでも名前を呼ばれる準備はできていた」

統計上、昨年もカウボーイズのナンバー1レシーバーはラムだった。ターゲット120回、レシーブ79回、1,102ヤードはチーム首位となっている。ルーキーイヤーではターゲット(111回)、レシーブ(74回)、レシーブヤード(935)でいずれもクーパーに次ぐ2位だった。しかし、2021年はターゲットがクーパーより16回多く、キャッチは11回、彼より237ヤード多く稼いだ。こうした数字からラムは次第にナンバー1に近づいていき、今や疑いはなくなった。

クーパーがクリーブランド・ブラウンズにトレードされたため、ダック・プレスコットを司令塔とするオフェンスでラムがナンバー1レシーバーの称号を得た。クーパーだけでなく、チームはセドリック・ウィルソンにも別れを告げており、ウィルソンはマイアミ・ドルフィンズと契約した。その結果、今年はラムと戻ってきたマイケル・ガラップの2人に、ターゲットとなって活躍する機会が増えるはずだ。

「これは彼個人にとって素晴らしい機会だ」とカウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーは述べた。「われわれは特にパッシングゲームで彼らが異なるポジションでプレーできるようにし、マッチアップを生み出し、ディフェンスのダブルを難しくすることによってオフェンスを確立した。つまり、昨年はスロットでプレーし、今は(クーパーのいた)フランカーのポジションにいるといったことだ」

「3年目の上昇によって、彼がディフェンスの注意を多く引くことになるのは分かっている。しかし、彼はナンバー1になる準備として必要な細々としたことを全てやっている」

今シーズンのラムに今まで以上のプレッシャーと注目が加わるのはほぼ確実だろうが、昨シーズンのプロボウルに選ばれている彼は2020年NFLドラフトで全体17位指名を受けてダラスに来てから、成功のための才能を持っていることを証明している。

クーパー、ウィルソンを失い、多くの疑問に囲まれるカウボーイズで、ラムはディフェンシブエンド(DE)ランディ・グレゴリーその他とともにナンバー1の役目を引き受け、過去2シーズンですでに立派な成績を残しているとしても関係なく、そこからステップアップして責任を果たさねばならない。だが、言ったように彼の“準備はできていた”のだ。

新しい役割にしろ、役割が拡大するにしろ、ラムは再びNFC東地区のタイトル候補になろうとするカウボーイズを助けるために必要なことをする準備ができているということだ。

「何より重要なのは、どんな状況であってもステップアップすることだ。ファーストダウン、セカンドダウンに関係なく、いつもみんなに頼ってもらえるようにすることさ」とラムは言った。「俺はそういう選手になりたい」

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