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ファルコンズLBジョーンズが手術後のリハビリでオフシーズンワークアウトを欠席へ

2022年05月27日(金) 09:49

アトランタ・ファルコンズのディオン・ジョーンズ【AP Photo/Danny Karnik, File】

アトランタ・ファルコンズのラインバッカー(LB)ディオン・ジョーンズを取り巻く話題は、彼の次なる着陸地点に関するものが中心だったが、それは現地26日(木)に新たな局面を迎えている。

ジョーンズはOTA(チーム合同練習)に参加しておらず、ヘッドコーチ(HC)アーサー・スミスはジョーンズがトレーニングキャンプまでの練習を欠席する必要のある“クリーンアップ”手術を受けた後、リハビリをしていると明かした。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、ジョーンズはシーズン終了後に肩の手術を受けたものの、キャンプには間に合う見込みだという。

今回の件はジョーンズが6月1日(水)以降にトレードあるいは放出されるだろうとの憶測が飛び交う中で報じられた。ジョーンズの契約はサラリーキャップヒットが2,000万ドル(約25億4,155万円)とチーム最高額であり、彼をトレードあるいは放出すれば、ファルコンズが切望しているキャップスペースの大幅な確保が実現できる。

ファルコンズがジョーンズを放出せざるを得なくなり、その後にジョーンズを獲得できることが明らかになっている場合、残念ながら他チームは取引に興味を示さない可能性が高い。ニューヨーク・ジャイアンツはスターコーナーバック(CB)ジェームズ・ブラッドベリーをトレードしようとしたときにこれを経験しており、最終的に取引に興味を示してくれるチームを1つも見つけられなかった。結果としてジャイアンツは何の見返りもないままブラッドベリーを放出しており、ジョーンズを手放したい場合はファルコンズも同じような決断を下さなければならなくなるだろう。

最近肩の手術を受けたジョーンズの回復時の健康状態に懸念が残るため、トレードの話はさらに複雑になっているようだ。

プロ入りしてからの6年間をずっとファルコンズで過ごしてきたジョーンズは、これまでにインターセプト11回、フォースドファンブル4回、ソロタックル428回をマークしている。2016年の守備部門年間最優秀新人賞の投票では3位になっており、ファルコンズを第51回スーパーボウル出場に導いた若手ディフェンスの中核を担っていた。

しかし、生産性が減少しつつあることや、今オフシーズンのファルコンズの動きを見ると、チームがジョーンズから離れる準備はできているのかもしれない。ファルコンズはラインバッカーポジションにつくことのできるトロイ・アンダースン、アーノルド・エビケティ、ディアンジェロ・マローンをドラフトで指名しただけではなく、フリーエージェント(FA)のLBであるロレンゾ・カーターやラシャン・エバンス、ニック・クイアコスキーとも契約を結んだ。ラインバッカールームは埋まってきており、そこにジョーンズの居場所はもうないように見える。

【RA】