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ファルコンズがDBエイバリー・ウィリアムズをRBに

2022年05月27日(金) 09:56


アトランタ・ファルコンズのエイバリー・ウィリアムズ【AP Photo/Joshua Bessex】

ロースター上でスキルポジションの才能が欠乏しているアトランタ・ファルコンズが、若きディフェンシブバックを攻撃陣に移動させている。

ルーキーシーズンだった2021年にキックとパントをリターンし、121回のディフェンシブスナップでプレーしたエイバリー・ウィリアムズが、2022年にファルコンズでランニングバック(RB)をプレーする予定だ。ヘッドコーチ(HC)アーサー・スミスが現地26日(木)に報道陣に語っている。

23歳でボイジー州立大学出身のウィリアムズは、昨年のドラフト5巡目で指名を受けた。身長約175cm、体重約88kgのウィリアムズは主にスペシャルチームの選手として2021年に15試合に出場している。ウィリアムズはパントリターン20回で153ヤード、キックリターン23回で490ヤードをマークし、それぞれでエースリターナーのコーダレル・パターソンをもしのいでファルコンズのトップに立った。守備面では控えめなプレーにとどまったものの、タックル22回、クオーターバックヒット3回、フォースドファンブル1回を記録している。

スミスHC指揮下のファルコンズは攻撃面でポジションレスのフットボールを実験することに意欲的であり、元レシーバー兼リターナーのパターソンは主にランニングバックの役割を務め、スタータイトエンド(TE)カイル・ピッツはワイドレシーバーとしてスナップを経験することの方が多い。したがって、ウィリアムズのようなタフな選手をランニングバックに据えることは決して例外的な動きではない。ハイスクール時代はスターランニングバックだったことから、ウィリアムズ本人も新しいポジションで快適にプレーするだろう。

2年目のウィリアムズはパターソンやデイミエン・ウィリアムス、クアドリー・オリソン、ケイレブ・ハントリー、タイラー・オールゲイエらとRBとしてのスナップを争うことになる。

ウィリアムズはファルコンズがこのオフシーズンに攻撃陣に加えた最新の選手になる。他にはクオーターバック(QB)マーカス・マリオタとデズモンド・リッダー、ワイドレシーバー(WR)のドレイク・ロンドン、ブライアン・エドワーズ、ダミアー・バード、カダレル・ホッジス、オーデン・テイト、TEアンソニー・ファークサーらがファルコンズ攻撃陣に加入した。また木曜日には元テネシー・タイタンズのテールバック(TB)ジェレミー・マクニコルスと契約している。

攻撃陣の強化はスペシャルチームユニットを犠牲にして行われるわけではない。ウィリアムズは2022年もリターンゲームでプレーする見込みだ。

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