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QBキャパニックのワークアウトについてコメントを控えるレイダースHCマクダニエルズ

2022年05月27日(金) 11:06

ラスベガス・レイダースのジョシュ・マクダニエルズ【AP Photo/John Locher】

クオーターバック(QB)コリン・キャパニックがラスベガス・レイダースでワークアウトを行ったことについて、ヘッドコーチ(HC)のジョシュ・マクダニエルズは意見を述べるつもりはないようだ。

現地26日(木)、記者団にキャパニックのレイダースとのワークアウトについて聞かれたマクダニエルズHCはコメントを控え、現在ロースターに登録されていない選手について話すつもりはないとした。

マクダニエルズHCは「これは至って普通のことで、われわれはチームにいる選手についてだけ話す」と述べている。「(ジェネラルマネジャーの)デイブ・ジーグラーと彼のスタッフはこの春にたくさんの選手を検討してきた。だが、それぞれの選手がどのように評価されたかの結果についてコメントをするつもりはない」

「チームをより良くするための決断を下そうとする中で、そういったことはプライベートなことだと考えている」

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、入手したすべての情報を総合すると、キャパニックのワークアウトはうまくいき、その場にいた者を感心させることができたと木曜日に報じている。

このワークアウトは、キャパニックが2016年シーズンのあとにサンフランシスコ・49ersと決別して以来、NFLチームとの初めてのワークアウトとなった。キャパニックは2017年5月にフリーエージェント(FA)としてシアトル・シーホークスを訪れており、最近では4月2日に行われたミシガン大学でのスプリングゲームのハーフタイムにNFLのスカウトの前で投球を行っている。

キャパニックは試合前の国歌斉唱時に膝をつくことで社会正義を求め、警察官による残忍な行為への平和的な抗議をした2016年シーズン以降、NFLでのプレーはない。

キャパニックのワークアウトについて聞かれたマクダニエルズHCはこう答えている。「われわれはチームを向上させる機会があれば、あらゆる機会に目を向けると初めから言ってきた。彼はわれわれが検討した最初の選手でもなければ、最後の選手でもない。これからもこの組織に出入りする選手はたくさんいるだろう。どういった評価を下すかはわれわれだけが知っていればいいことで、もし誰かをチームに加えるという決断をすれば、そうするまでだ」

QBデレック・カーはこのオフシーズンに3年間の延長契約を結び、レイダースの先発クオーターバックとして定着した。レイダースのロースターには他に、ニック・ムレンズとジャレット・スティッドハム、ルーキーのチェイス・ガーバースがクオーターバックとして登録されている。

マクダニエルズHCは「このポジションほど重要なものはない」と話している。「だから、それをしっかりと構築できていると言われれば、その通りだと思っている。次に控えている選手については、先発QBがケガをして、彼が実際にチームで最も重要な選手になるまでは話さないものだ。われわれスタッフの中にもそういうケガを経験した者はたくさんいる。私もその一人だ。これは最もきついポジションで、あらゆる競技の中で一番きついと言っても過言ではない」

「選手たちを常にシャッフルして、QBルームに競争があるようにしなければならない。さらに、今いるメンバーとともにチームのシステムで学び、実際にプレーして成果をあげられる人材がいること。これらはどのフットボールチームにとっても極めて重要な要素であり、われわれは今、そのような競争を後押ししようとしている」

【R】