ニュース

ブラウンズがTEジョクと4年72億円の契約延長に合意

2022年05月28日(土) 09:38

クリーブランド・ブラウンズのデイビッド・ジョク【AP Photo/Ed Zurga】

タイトエンド(TE)デイビッド・ジョクが今後もクリーブランド・ブラウンズに残ることになった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地27日(金)に情報筋の話をもとに伝えたところによると、ブラウンズとジョクが4年5,675万ドル(約72億1,264万円)の契約に原則として合意したという。

ジョクは契約締結時に2,800万ドル(約35億5,866万円)の保証額を受け取るとラポポートはつけ加えた。また、今回の契約ではジョクに1シーズンあたり1,418万7,500ドル(約18億0,316万円)が支払われることになっており、『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、これはタイトエンドが1シーズンで稼ぐ平均金額としてNFLで4番目に高額とのこと。

新契約で大幅な昇給を果たしたジョク。ブラウンズからすでにフランチャイズタグをつけられており、少なくともあと1年はチームにとどまることが決まっていた。そして、タグをつけられている状態では2022年に1,093万1,000ドル(約13億8,928万円)を受け取る予定だった。ブラウンズはフランチャイズタグをつけた選手と長期契約を結べる期限にあたる7月15日(金)に十分に間に合う形で話をまとめている。

ジョクはルーキー契約の最終年を迎えるにあたり、ブラウンズ残留を希望していることを表明していた。昨季に16試合に出場してレシーブ36回、475ヤード、タッチダウン4回を記録したジョクは今、その願いをかなえている。

プロデビューしてから6年目に突入し、TEハリス・ブライアントとドラフト外フリーエージェント(FA)が数名いるタイトエンドルームにいるジョクは、確実に先発を任されるはずだ。ブラウンズは今オフシーズンにTEオースティン・フーパーを放出しており、これはジョクのことを信用したからこその決定だった可能性もある。

2017年ドラフト1巡指名を受けてから現在に至るまで、その在籍期間は浮き沈みの激しいものであり、トレードを要求している期間もあった。ジョクは2018年に正真正銘の先発選手としてレシーブ56回、639ヤード、タッチダウン4回を記録してキャリア史上最高のシーズンを送ったものの、それ以降は生産性が落ちている。

ブラウンズがクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンを司令塔に据えて新たな時代を迎えている中、エリートQBからのパスを受けることでジョクの生産性は大幅に上がるかもしれない。ジョクは5年間のキャリアでレシーブ148回、1,754ヤード、タッチダウン15回をマークしている。

【RA】