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OTA欠席に対する批判に“最終的には参加する”とレイブンズQBジャクソン

2022年05月28日(土) 12:46

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Terrance Williams】

クオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンはボルティモア・レイブンズのOTA(チーム合同練習)に参加していない――少なくとも今のところは。

これに対し、“フランチャイズクオーターバックがチームメイトと一緒にOTAに参加しないなんてどういうことだ?!”と騒ぎ立てている人もいる。

契約最終年を迎えている中、ジャクソンはOTAには参加せずに単独でトレーニングを続けることを選択したが、NFLの歴史の中でそうした方法を選ぶ人はこれまでに何人もいた。しかし、その決定に対して寄せられた批判をいやと言うほど聞かされてきたジャクソンは、レイブンズのオフシーズンプログラムにいずれは参加するつもりだと公表している。

「ラマーはラマー・クリスでありたいと思っている。現時点のOTAは自主参加だし、いずれは参加する。ただ、他人が監視するようなことじゃない。他のQBも自主参加のOTAには参加しないだろうけど、ラマーのことだから大きな問題になっている。何か別の話題でも見つけくれ」

もちろん、ジャクソンはシーズン中の活躍でその価値を証明してきた。これまでにプロボウルに2度選出され、レイブンズを4シーズンで3度プレーオフ出場に導き、2019年には年間最優秀選手賞を受賞している。レイブンズのオフェンスを支える中心的存在であり、ケガから回復すれば2022年のレイブンズに新たな期待をもたらすはずだ。

しかしそれ以上に、新契約の締結に至っていない状況が懸念されている。ジャクソンはレイブンズと契約延長について有意義な話し合いをしておらず、オフシーズン活動のうち自主参加のものに参加していないのはそれが原因となっている可能性もある。

この議論が進んでいないことは、ジャクソンが現時点でチームに合流していないことよりも心配されるべき問題だ。タイトエンド(TE)マーク・アンドリュースが今週に話していたように、レイブンズはジャクソンが“どれほどハードにトレーニングしているのかを知っている”のかもしれない。とはいえ、現時点でスターQBのいない状態が想像できなかったとしても、契約延長が定まっていない状況で、長期的にジャクソンを確保できると確信することはできないだろう。

プロのアスリートとして、ジャクソンは次のシーズンに向けてフィジカル面でもメンタル面でも万全になっていることが期待されている。そして、ジャクソンは適切な方法で準備を進めている――ただ、メリーランド州オーウィングスミルズで取り組んでいないだけだ。

【RA】