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ブロンコスWRジューディに対する起訴は棄却

2022年06月01日(水) 12:55

デンバー・ブロンコスのジェリー・ジューディ【AP Photo/Steve Luciano】

デンバー・ブロンコスのワイドレシーバー(WR)ジェリー・ジューディはもう、5月12日に逮捕された件で嫌疑をかけられることはない。

コロラド州アラパホ郡地方検事局は現地5月31日(火)、ジューディに対する家庭内暴力による追加の刑罰つきの第2級の犯罪的改ざんの容疑について、棄却申請を行った。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとジェームス・パーマーが伝えている。

ペリセロによれば、判事はその後、ジューディの起訴を棄却するという地方検事局の申請を承認したという。

ペリセロが取得した、ジューディの弁護士であるハーベイ・スタインバーグの声明には「証拠を確認した際、ジェリーが起訴されるような犯罪行為はなかったと感じた」と記されている。

ジューディは5月12日に家庭内暴力による追加の刑罰つきの第2級の犯罪的改ざん容疑で逮捕された。コロラド州の第2級の犯罪的改ざんは“損害、不便、または迷惑を引き起こすことを意図して”他人の財産を改ざんすることを意味する。家庭内暴力による追加の刑罰はジューディと告発者の関係に基づいている。

ジューディは木曜夜を刑務所で過ごした後、翌日の金曜朝には1,500ドル(約19万円)を支払って釈放された。コロラド州アラパホ郡の裁判官であるシャンテル・コンティグリアは、物理的な暴力の脅威はなかったとしながらも、家庭内暴力による追加の刑罰がつく犯罪的改ざん容疑にかけられたのには正当な理由があると述べたという。

23歳のジューディはこのプロセスを通して協力的だった。ペリセロはジューディがNFLの個人行動規範に違反したと判断される可能性があると指摘している。

NFLのスポークスマンはペリセロが取得した声明の中で「われわれは本件のすべての側面をよく観察しており、今も個人行動規範の下で調査が行われている」と述べた。

ブロンコスが2020年ドラフトの全体15位で指名したジューディは、リーグでの最初の2年で26試合に出場し、トータルでキャッチ90回、1,323ヤード、タッチダウン3回をマークしている。

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