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チームの活性化を感じるバイキングスWRアダム・シーレン

2022年06月01日(水) 15:29

ミネソタ・バイキングスのアダム・シーレン【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

ケガから復帰し、新ヘッドコーチ(HC)の下でプレーするワイドレシーバー(WR)アダム・シーレンには、10年目のシーズンにミネソタ・バイキングスと共にフィールドに戻る準備ができている。

『Fox 9 Minneapolis-St. Paul(フォックス9ミネアポリス・サンポール)』とのインタビューで、シーレンは「フレッシュで、エネルギーが満ちている感じがする。ここで生まれたカルチャーは、とにかく新鮮な息吹なんだと思う。おかげで、ここへきて働くのがエキサイティングなんだ」と話した。

シーレンの2021年シーズンはシーズン第13週のデトロイト・ライオンズ戦で負った足首のケガによって妨げられた。さらに、そこから3週間後にシーレンはこの負傷を悪化させ、シーズンに終止符を打つ手術を要している。2018年以来の1,000レシービングヤード超えが狙えるペースだったシーレンだが、負傷によってそのゴールには届かなかった。

今はフィールドでチーム合同練習(OTA)に参加しているシーレンは、シーズン終盤に欠場を強いられたことで、復帰したくてウズウズしていたと振り返っている。

「(足首はの調子は)最高だ。出ていっても問題ない感じだし、前の自分に戻った感じ。フレッシュで、足首に何の不安もない」とシーレンは話した。

「ここにいられないのはキツイ・・・いつ自分が終わってこのゲームでプレーできなくなるかなんて分からないんだから、ここでレップスに参加しているのを当たり前だなんて思っていない」

ミネソタ州立大学でプレーしていたシーレンは、2013年にドラフト外フリーエージェントとしてホームタウンのチームに加入。徐々に攻撃陣の安定した戦力として自分の立場を確立していったシーレンは、すべてのシーズンでキャッチ平均10.0ヤードを上回った。過去2シーズンには、足首の負傷があったにもかかわらずタッチダウン数を2桁に乗せている。

キャリアを通じて比較的安定していたにもかかわらず、シーレンは過去数年に自身の生産性が低下しているのではないかとの議論を耳にしてきたという。しかし、一方でそういった外部のノイズを大抵は無視できるとも明かしており、否定的な意見で自分に疑いを持つ代わりに、それを燃料にしてきたと話した。

「正直言って、俺が心配するのは自分のチームのことだけで、チームの勝利を助けられる最高のフットボールプレーヤーであろうと努力している。他のやつらが俺のことを何て言っているかなんて、全然気にしていない。そういうことを気にしていたら、こんなところには来られなかったさ」とシーレンはコメントしている。

シーレンはこのオフシーズンに、2月にバイキングスの新HCに就任したケビン・オコンネルと共にランニングドリルを行うだろう。オコンネルHCは2021年のスーパーボウルチャンピオンであるロサンゼルス・ラムズのアシスタントコーチを務めていた。オコンネルHCの就任はバイキングスにとって完ぺきな活性化になると言うシーレンは、チーム文化の変化がロッカールームでもう感じられると話している。

「最初にそのニュースを聞いたとき、業績を見直したり、(ラムズが)どんなことをやってきたかを振り返ったりして、ワクワクしたぜ。そうだろ? だけど、ここへ来てシステムを学び初め、フィールドでの練習を始めて――そう、本当にフィールドでランニングとかを始めると、こいつは楽しいって感じさ。エキサイティングだ」

「新鮮な風とか活性化って俺が言うのは、ここに出るといろいろなことに意味があるって感じられるからで、それがワクワクする」とシーレンは話している。

勝てるカルチャーの形成に集中する新生バイキングスに戻り、10年目のシーズンのOTAに取り組むシーレンは、これから仕事を続けていく中で、チームは2022年に上昇していける位置にいると信じている。

「俺たちには最高のチームがあって、最高のロッカールーム、最高のコーチ、最高のリーダーシップがある。学ぶことは多いから、ただハードワークを続けて足場を固めていくんだ。だから、追加の仕事は多く、たくさんの細かいところに集中しなきゃならないけれど、それが長い道のりの中で俺たちを助けてくれるだろう」とシーレンは話した。

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