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殿堂メンバーの故ジョン・マッデンが『Madden NFL 23』のジャケットに登場

2022年06月02日(木) 13:52


ジョン・マッデン【Paul Spinelli via AP】

レジェンドがフィールドによみがえる!

オークランド・レイダースのヘッドコーチ(HC)を務めた殿堂入りメンバーであり、NFLの放送でカラーアナリストも務めたジョン・マッデン。その名を冠するゲームは最高クラスの売れ行きを誇っている。そのマッデンが『Madden NFL 23(マッデンNFL23)』で20年以上ぶりにゲームのジャケットを飾ると、『EA Sports(EAスポーツ)』が現地1日(水)に発表した。

「#Madden23のカバー・・・コーチ!! 正式発表は6月2日」

3バージョンあるMadden NFL 23のカバーは、それぞれマッデンの生涯の異なるステージに敬意を表するものになるようだ。

今回の発表が行われたのは、1988年に原点であるゲーム『John Madden Football(ジョン・マッデン・フットボール)』が発売された日である6月1日――#MaddenDay(マッデンデー)--だった。カバーの発表に加え、EAスポーツは500万ドルを投じる『John Madden Legacy Commitment to Education(ジョン・マッデン・レガシー・コミットメント・トゥ・エデュケーション)』に関する最新情報や、マッデンを称えるフィールドについても明かしている。

Maddenの3つのカバーの中で、1つには23までのすべてのMaddenを担当してきたチャック・スタイルズのアートワークが取り上げられる。

スタイルズは声明にて「フットボールへの愛と共に育ち、ウエストフィリーの郊外でプレーしてきた者として、フットボールへの情熱や疑いのないエネルギーで何世代ものフットボールファンに影響を与えてきたジョン・マッデンのようなアイコンに、私のアートを通して敬意を示すことでこのスポーツのカルチャーに貢献できるのは、めぐりめぐった機会に感じられる」と語った。

ゲームプレーに関する新要素は木曜日に始まり、今後数週間をかけて発表されていく。すでに分かっているものとしては、2つのバージョンからなる、マッデンコーチが“オール・マッデン”と呼ばれるチームを率いるモードがある。ここではプレーヤーたちが1970年代のオークランド・コロシアムで対戦することになる。また、オーディオリマスターにより、マッデンの声がゲームに戻ってくる。

また、EAスポーツは水曜日に、『College Track(カレッジ・トラック)』、『Mission Bit(ミッション・ビット)』、『StreetCode Academy(ストリートコード・アカデミー)』、『Girls Who Code(ガールズ・フー・コード)』といった社会貢献団体を今後5年間にわたってサポートすべく、ジョン・マッデン・レガシー・コミットメント・トゥ・エデュケーションが250万ドルを支援すると発表。残る250万ドルは『United Negro College Fund(ユナイテッド・ネグロ・カレッジ・ファンド)』との提携による『EA Madden Scholarship(EAマッデン・スカラシップ)』設立に投じられる。

EAスポーツ執行副社長兼ジェネラルマネジャーのキャム・ウェバーは声明にて「マッデンコーチは生涯にわたって、教育の重要性を信じていた。われわれは彼の名の元に、次世代の人々が夢を追える機会を創出しているこれらの実に素晴らしい組織をサポートすることを名誉に思っている」と述べた。

さらに、カリフォリニア州レッドウッドシティにあるEAの本部に“ジョン・マッデン・フィールド”が完成したことも明らかになっている。改装と名称変更を経たフィールドはEAのアンドリュー・ウィルソンCEO、マッデンNFLエグゼクティブ・プロデューサーのショーン・グラッディー、マッデン家の人々、EAの従業員たちが集う中でオープンする予定だ。この新フィールドでプレーすべく、フラッグフットボールのリーグである『NFL Flag』のユースフラッグフットボールのチームも招待されている。

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